Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

大人が読んでも楽しめる、子供向けのフランス語の本


babel
   「Kamo, l'Agence Babel」
 著者 : Daniel Pennac
出版社 : Folio junior (Gallimard)
ISBNコード : 2070514471
表装 : ペーパーバック(13x1x18)89頁
 



 本の内容☆☆14/20
 フランス語難易度易しめ
 読みごごち♪♪♪ すらすら読めました

(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)



お父さんが亡くなってしまって、お母さんと二人ぐらしのカモ君は、他の学科はともかく、英語の成績が悪いんです。

幼い時から、ヨーロッパのあちこちの国を放浪したため、数カ国語が話せて、語学の大切さを身にしみて感じているカモ君のお母さんには、それが不満。

だけど、このお母さん、気が短くて、すぐに、勤め先の上司や取り引き先とけんかして、勤めを止めてしまうんですよねぇ。(^-^;

そこで、カモ君は、お母さんと競争する事にしました。

「お母さんが、3ヶ月間同じ職場で我慢する、だから、カモ君も3ヶ月間我慢してしっかり勉強して、英語をマスターする」

という訳で、英語を本格的に勉強するため、イギリス人のペンフレンドと文通をを始めたカモ君ですが、このペンフレンド、ちょっとヘンなんですよ・・・

これは、以前にもこのブログでご紹介した事のある、ダニエル・ぺナック氏が小学校高学年向けて書いた、カモ君シリーズの中の1作です。子供向けの本は、やはり読み応えのない物が多いけれど、この作品は、それでも、かなり楽んで読む事が出来ました。

今ほどフランス語の本がすらすら読めなかった頃、私にフランス語の本を読む楽しみを教えてくれた本です。

子供向けに書かれた小説ですが、マロセ−ンヌ家シリーズで発揮されてる、あのぺナック独特のユーモア感覚が所々感じられる作品。

型破りのおかあさんに、振り回されるカモ君の様子が面白かったです。
2,3作の文学作品が作品中に出てくるので、子供への軽い文学案内みたいにもなっています。

そういった面では、さすが、フランス語の先生。と、納得しました。
(現在は退職していますが、この作品を書い当時、ぺナック氏は、フランス語教師でした)
私はこの作品を読み終わった後、「嵐が丘」を読み直してしまいました。(^^ゞ

でも、イギリス人のペンフレンドと数ヶ月間文通しただけで、英語が得意になってしまう、という発想には、ちょっとムリがある様な気がしないでもないでも・・・

「ぺナックさん、あなたは苦労して、語学をちゃんと勉強した経験があるのぉ?」

と、思わず突っ込みを入れたくなりました。

そこの所、ちょっと子供だましみたいだなぁ、と思いましたが、英語嫌いの子供を、勉強する気にさせるのには、いいかもしれませんね。
フランス語中級レベル程度で読める、大人でも楽しめるフランス語の本をお探しの方にお勧めしたい本です。

この本についてAmazon.co.jp で詳しく見る

本書は、「カモ少年と謎のペンフレンド」のタイトルで、早川書房より邦訳が出版されているようです。
この本の邦訳についてはこちら

Daniel PENNACの他の著書に関する記事

フランス語のなぞなぞの答え

!(^^)! 3月 21日の記事の、フランス語のなぞなぞの答え


問題を見逃した方は、先にこちらの記事をご覧下さい。

解答は、↓↓↓

(続きを読むをクリック下さい)

続きを読む »

フランス語初心者にお勧めのフランス語のなぞなぞの本

Coup de coeur

enigme
   「Enigmes & Jeux de logique 」
 著者 : Philippe Brunel
出版社 : Editions PRAT
ISBNコード : 2858908206
表装 : ハードカバー(20x3x23)359頁
 



 本の内容☆☆☆17/20
 フランス語難易度易しい
 読みごごち♪♪♪ すらすら読めました

(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)



今日、ご紹介するのは、息子がクリスマスプレゼントに頂いて、家族でおおいに楽しんだ本です。

タイトルが示す様に、これは、フランス語のなぞなぞ、クイズの本です。
326ページに、全部で、約480個のなぞなぞやクイズが、ぎっしり詰まっています。

ふつうのなぞなぞから、言葉遊び、論理もの、文字パズルみたいなもの、算数的なもの、など等色々。

なにしろ、なぞなぞの数が多いので、中には、いやぁこりぁ、「Tirer par les cheveux」という表現を地でいってるねぇ、なんていうのもあるけれど、
「いやぁ、しっかりはめられてしまったよん」なんていう、傑作もあります。

なぞなぞなので、中には長いものもありますが、多くの質問は、とても短いので、フランス語初級レベルの方が、なぞなぞを楽しみながら、フランス語に親しむのにちょうどいい本なのではないかと思います。

又、この本の中には言葉遊び的な、なぞなぞが、沢山出てくるので、楽しみながら、フランス語のボキャブラリーを増やしたり、フランス語のユーモア感覚を磨いたりする事が出来ますよ。(^▽^)y

フランス語を習い始めた方から、上級レベルの方へと、幅広い読者の方々に楽しんで頂ける本ではないかと思います。

この本は、一応、子供向きに書かれていますが、大人でも、ちょっと考え込んでしまう問題なんかも、かなりあります。

ハードカバーで、めっちゃ重いのが玉に瑕の、超お勧め本です。

特別付録として、この本に記載されているなぞなぞを、幾つか、添記しますので、興味のある方は、Read more をクリック!




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