フランス人のエスプリに満ちているユーモアウエスタン漫画「Lincoln」シリーズ第3巻
フランス人のエスプリに満ちているユーモアウエスタン漫画「Lincoln」シリーズ第2巻
フランス人のエスプリに満ちているユーモアウエスタン漫画「Lincoln」シリーズ第1巻
登場人物がみんな動物のフランス製ウエスタン漫画
まぬけな動物達が主人公のフランスの子供向けユーモア漫画
Coup de coeur
「Les Garnimos Tome 1 : Opération Bidon 」
著者 : Dav
出版社 : Soleil Productions
ISBN-10 : 2845659121
ISBN-13 : 978-2845659124
表装 : ハードカバー(22x1x30)31頁
| 本の内容 | ☆☆☆ | 16/20 |
| フランス語難易度 | # | 易しい |
| 読みごごち | ♪♪♪ | すらすら |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
以前に紹介した、スタジオ・ジブリの「となりのトトロ」のパロディーが載っている「Harry Pottarquin」を書いた漫画家による、子供向けのユーモア漫画。
ライオン、ワニ、さる、水牛にカモシカ等のサバンナに住む動物の子供が主人公の漫画です。
お母さんから、「100メートルほど離れた沼へ水汲みへ行ってきて。日が暮れる前に帰るのよ」
と頼まれた水牛のMichel君は、プラスチックの容器を抱えて友達と一緒に水汲みに出かけます。
ところが、水遊びに夢中になっているうちに、辺りは真っ暗に。
「おれ、迷子になってしもうた」
と、あせる Michel君に、ライオンのSam君は、
「あほか、誰が家から100メートルのところで迷子になるか!でも、今は動かないほうが安全。今夜はここで野宿しよう」と、提案します。
そんなわけで、動物達は、沼のそばで一夜を明かすことになったのですが・・・
可愛いくて可笑しいギャグが満載。フランスのテレビ・コマーシャルなどを知らないと笑えないギャグもあるけれど、ほとんどのギャグは、フランスに住んでいなくても理解可能なものです。
冒頭の、ミミズと鳥の会話。
「Vous allez me manger ?」
「Hey ! C'est la loi de la jungle !!」
「Heu... Mais ici, c'est la savane, madame.」
「Ah, ben oui. Cest vrai !!」
「Je suis désolée pour le dérangement... Au revoir, monsieur.」
「Hem... Je crois que je me suis fait bien avoir...」
(C'est vraiment pénible d'avoir le cerveau d'une poule...)
「僕のこと、食べちゃうの?」
「それがジャングルの掟、弱肉強食というものだよ」(loi de la jungle : 弱肉強食の事)
「あの、でも、ここは、サバンナですよ」
「そう言われてみれば、その通り!!」
「お邪魔して申し訳ございませんでした。ほんじゃ、失礼します」
「なんだか、うまく丸め込まれたような気がしないでも・・・」
(鶏なみの脳みそしかないっていうのはホント、辛いわなぁ)
こんな、かわいらしギャグ沢山出てくる漫画です。
泥棒の汚名をきせれれたハイエナ君が、ラップを歌ってHit Pop 風ダンスを踊りだしたり、カモシカ君を食べたいんだけど、一応友達だから、我慢しているライオン君。間抜けで、いつも寝ている間に、ハゲタカにどこかつまみ食いされてしまう、水牛君・・・
等などの、とても可愛いくて、まぬけな動物のキャラクター達が登場します。
フランス人の子供達は、子供の頃から、こんなユーモアに接しながら、ユーモアのセンスを磨いているのねぇ、と関心。
フランス人のユーモア感覚が優れているのは、こんなところから来ているのかも・・・、と、ふと、納得しました。
ギャグ漫画の場合、内容はおもしろいんだけど、絵は今ひとつ・・・
と、言いたくなるものが多いのですが、この作品は例外。
内容もおもしろいけど、絵の方も中々センスがいいので大満足。
ギャグ漫画の場合、背景などは、あまり重視せず、ちょっとおざなりになってしまっている様に見受けられる作品もありますが、この漫画は、そこのところも手抜きせず、キャラクターや、お話の雰囲気にマッチするよう考えられて描かれています。
間抜けな動物達のキャラクターは、マスコットを作りたくなってしまうほど可愛いし、サバンナの背景の色づかいもとっても素敵。
小学生低学年から読めるよう、簡単なフランス語で書かれた短い作品で、読むところが少ないので、子供向けの小説より、はるかに読みやすい作品です。
たわいない内容ですが、私はかなり楽しめましたよ。
子供向けの絵本なんかより、ずっと読み応えがあるので、フランス語はあまり達者じゃないけど、何かフランス語の本を読んでみたいとお思いの方にも、お勧めできる作品ではないかと思います。
品に関する記事
フランス人漫画家による、スタジオ・ジブリの「となりのトトロ」!?
「Harry Pottarquin」
著者 : Dav
着色 : Esteban
出版社 : Soleil
ISBNコード : 2849462993
表装 : ハードカバー(22x1x30)47頁
| 本の内容 | ☆☆ | 12/20 |
| フランス語難易度 | # | 易しめ |
| 読みごごち | ♪♪ | .まあまあ |
映画やアニメのをおちょくった、現在フランスのティーンエージャーたちの間で人気のユーモア系の漫画。
映画やアニメの世界で、フランスの漫画家や編集者達が、原稿書きと締め切りに苦心苦闘する様子がギャグタッチで描かれています。
この手のユーモア漫画は、時々読むのですが、読んでもブログで紹介したいと思うものは、ほとんどありません。
この作品も、本来なら紹介するつもりはなかったのですが、なんと!スタジオ・ジブリの「となりのトトロ」が登場しているので、取り上げることにしました。
シリーズ2作目の、この「Harry Pottarquin」には、
小さい子供向けのスポンジが主人公のアニメ「BOB L'EPONGE」を元にした 、「TOF L'EPONGE」
ホラー映画のパロディー「HELLDOM」
クリスマスキャロルが元になっている、「Un conte de NOEL」
となりのトトロにヒントを得た、「Tonari no DOMDORO (mon voisin Domdoro)」
そして、ハーリー ポッターのパロディー、
「Harry Pottarquin et les sortilèges du tcm」
が、収められています。
私は、初めの3つの話しの元となった作品は見たことがないので、今ひとつピンときませんでしたが、それでも、かなり笑えました。
だから、見たことのある「となりのトトロ」と「ハーリー ポッター」にヒントを得た最後の2作には、腹を抱えてゲラゲラ笑ってしまいました。
「Tonari no DOMDORO」は、読むところが全くない、絵のみの漫画になっているので、フランス語がわからなくても、映画を見たことのある人なら十分笑えます。
「となりのトトロ」は、フランスでは全国公開されていないので、この作品を知っている著者は、かなりの日本アニメファンなのではないかと、思いました。
トトロファンなら、コレクションに加えてみる価値ありかも・・・
Davの他の作品に関する記事
猫が主人公のフランスの風刺漫画
「Le Chat」
著者 : Phillippe Geluck
着色 : Serge Dehaes
出版社 : Casterman
ISBNコード : 220334024X
表装 : ハードカバー(23x1x31)48頁
| 本の内容 | ☆ | 10/20 |
| フランス語難易度 | ♯ | 易しい |
| 読みごごち | ♪♪♪ | すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
フランスで大人気、テレビやラジオ番組にも、ちょくちょく顔を出す、あの有名な漫画家 Phillippe Geluck の 風刺ギャグ漫画集 「LE CHAT」シリーズの第1冊目。
漫画だけでなく、「LE CHAT」のイラストの入ったノート、シーツ、パジャマ等などが現在フランスで大人気の漫画キャラクターです。
「LE CHAT」シリーズは、今まで何冊も読んでいるのですが、そういえば、1冊目は、まだだったなぁと、この前図書館へ行って、めぼしい本がなかった時に借りてきました。
猫が主人公の、1コマから、長くても1ページの風刺漫画のオンパレード。
私が今まで読んだ他の「LE CHAT」シリーズには、ちょっと、ブラック過ぎて、笑えないものや、全然おかしくないものもかなりあるけれど、
この1冊目は、どちらかと言うと、言葉あそびを中心とした、ただ単に馬鹿馬鹿しくて、おかしいものが中心。
「Hier soir, j'étais tellement bourré, qu'à un contrôle routier, j'ai soufflé dans le gendarme au lieu de souffler dans le ballon. Il est devenu tout rouge.」
なんて、思わず吹き出してしまうギャグから、
「J'essaye de noyer mon chagrin dans l'alcool. Mais depuis le temps...il a appris à nager, mon chagrin.」
なんていう、ちょっと詩的(?)なもの、
「Se rendre compte qu'on est un imbécile est un signe d'intelligence.」
なんていう、ちょっと哲学的(?)なもの、
「Les jeunes, c'est tous des bons à rien et ça devient pire avec l'âge.」
みたいに、爆笑した後、ちょっと考えさせられてしまうものまで、盛りだくさん。
フランス人のユーモアを理解したいと、思っているあなたに、お勧めしたい風刺ギャグ漫画です。
現在、「LE CHAT」シリーズの19冊刊行されている様ですが、だいたいどれも、ギャグ自体は違うけど、スタイルは同じです。
私は、ハイティーンのフランス人へのプレゼントに何を贈ったらいいのか分らない時など、よく、この「LE CHAT」シリーズの最新刊をプレゼントします。(自分でお金を出して買う気はあまりしないけど、貰ったらうれしいタイプの本みたい)
ぢなみに、著者は、フランス人でなく、ベルギー人です。
Phillipe GELUCK の 公式サイト
では、Le Chat の漫画が読めます。



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