これ1冊マスターすれば、フランス人より達者なフランス語が話せるようになる?
2005-10-24
Coup de coeur
「Le Dico Français/Français」
著者 : Phillippe Vandel
出版社 : LGF - Livre de Poche
ISBNコード : 2253063363
表装 : ペーパーバック(11x2x17)347頁
| 本の内容 | ☆☆☆ | 17/20 |
| フランス語難易度 | ## | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | .すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
フランスのテレビを見たり、雑誌を読んだりしていて、「あれ?」と思った事がありませんか?
この単語、こんな使い方するの?
へえ、こんな言い回しってあり?
そんな経験のあるあなたに、特にお勧めしたいのが、この本です。
ネイティブのフランス人ですら、時折
「こいつは一体何を言いいたいんだ!」
と言いたい事がある程、フランス語は、ヴァラエティーにあふれています。
これは、どの言語でも同じですが、ある業界に属する者の間でのみ、通用する言葉、言い回しなどは、部外者にとっては、ちんぷんかん。
この本では、
・ショービジネス
・レストランのシェフ
・サッカー業界
・美容関係
・ジャーナリスト
・警官
・広告業界
・山の手の住人
・企業内
・アパレル業界
・政治家
・ラップ歌手
・演劇関係者
・不倫のカップル
・文学評論家
・爺婆
・若ぶった話をする人
・共産主義者
の18の業界、カテゴリーの中で使われている話し言葉を、風刺を交えながら、ユーモラスに説明していきます。
例えば、
ショービジネス業界で、「Etranger(外国)」というのは、「ベルギー、ルクセンブルグ、スイス」を指している。
例:「私のシングルは、外国でよく売れている」
フランス語圏以外の外国を指す場合には、オランダ、イタリア、USA、日本等、国名を列挙する。
ジャーナリストの間で、
「Analyser(分析する)」というのは、「邪魔されることなく、だらだらと、自分の意見を述べること」
「Demain(明日)」というのは、「やがて、1週間後、1ヵ月後、来年、もしくは世紀末、明日以外の未来を指す」
警官の間で、「Tutoiement(Tuを使って話すこと、親しい仲、もしくは目下への話し方)」は、
「犯人であると思われる容疑者に対する待遇」(警官にTuで話しかけられたら注意)
山の手の住人が、「Dans nos familles(私たちの家族では・・・)」と言ったら、
「私とあんたは、住んでいる階級がちがうのよ」と暗にほのめかしている。
政治家にとって「Promesse(約束)」というのは、「馬鹿をひっかける罠」を
「Dès demain(明日からすぐに)」は、「暇があったら、気が変わらなかったら」を意味する。
等など、読んでいて楽しくなってしまう例が一杯。
初めから、最後まで一気読みするのでなくて、自分の興味のあるところから、ぼちぼち読んでみるのに適している本です。
フランス人が読んでいて、ゲラゲラ笑ってしまうくらい、風刺やユーモアをたっぷり交えて書かれているので、楽しみながらフランス語の勉強ができます。
「これ1冊マスターすれば、フランス人よりフランス語が達者になれる?」
なんていうことはないと思うけれど、フランス人が実際に使っているフランス語を理解するための手引書としてもってこいな本です。
出版は1993年なので、最新の流行語は載っていませんが、それでも、とても参考になる本です。
フランス語中級者以上の方で、楽しみながら、フランス語を完全にマスターしたいと思っていらっしゃる方へ、是非お勧めしたい本です。
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