BENACQUISTAファンの方へ、まぎらわしいのでご注意下さい。
2006-02-27
「La boîte noire etautres nouvelles」
著者 : Tonino BENACQUISTA
出版社 : Folio (Gallimard)
ISBN-10 : 2070422003
ISBN-13 : 978-2070422005
表装 : ペーパーバック(11x1x18)123頁
「Tout à l'ego」
著者 : Tonino BENACQUISTA
出版社 : Folio (Gallimard)
ISBN-10 : 2070417085
ISBN-13 : 978-2070417087
表装 : ペーパーバック(11x18)
| 本の内容 | ☆☆☆ | 16/20 |
| フランス語難易度 | ## | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | .すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
「La boîte noire etautres nouvelles」
短くて読みやすい、小気味のいいオチが付いた、以下の5つの短編小説が収められている短編小説集です。
私は、個人的には、あっと言わせるラストの「La boîte noire」 と、しみじみとした情緒のある「La voilière」 が好きです。
「La boîte noire」
主人公が昏睡状態の時にしゃべった 「うわごと」を夜勤の看護婦が、メモに取っておいた。
彼が全快して、退院する時、彼女から手渡された「うわごと」のメモを元に、彼は、少しずつ、封印されていた記憶をよみがえらせて行く。
最近、映画化された作品です。 『BENACQUISTAの短編で、ベストを選ぶなら、やはり、この作品』と、押す人の多い名作です。
「La voilière」
たった一人の肉親である、伯父の死に目に合いに来た主人公に、伯父は、「LA VOILIERE(鳥小屋)のそばに埋めてくれ」と謎の遺言を残して、この世を去る。
伯父の最後の望みをかなえるため、主人公は、この謎の言葉の意味を探ろうとする。
しみじみする、最後がとても良かったです。
「Un temps de blues」
雨宿りした喫茶店での、ある特殊な能力を持った主人公のモノローグ
「Transfert」
ちょっと頭は足りないけれど、一緒にいても疲れないはずだった妻。どういうわけか、ある日彼女は、主人公がノイローゼにかかっていると思い込み始めたため、安らぎの毎日が地獄へと変わっていく。
「La pétition」
しがないラジオのDJの主人公に、ひょんな事から、ハリソン フォードにインタヴュー出来るチャンスが舞い込む。
出かけようとした所、南アメリカの某国の政治犯の釈放運動にかかわるグループのメンバーが尋ねてくる。このグループには、彼が以前から思いを寄せていた彼女がいる。
主人公は、このチャンスに、彼女をモノにしようとするのだったが・・・
同じ 『Collection Folio』に入っている、短編集「Tout à l'égo」は、
上記の5編に、
「Le 17 Juillzt 1994 entre 22 et 23 heures」
「Bobinage」
「Si par un jour d'EtE un sEdentaire」
「Opportune」
「Q.I」
の5編を加えた、合計10の作品が入っている本です。
2冊とも同じ出版社から出ている作品。
短編集の切り売りなんて聞いた事ないけど、どうして、こんな事するのかしら?
レンタルヴィデオカセットにまつわる「Bobinage」がとても面白いので、私としては、どうせ買うなら、「Boîte noire」 より、「Tout à l'ego」の方をお勧めします。
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