1920年代のカナダのケベック地方を舞台にした漫画「Magasin général」シリーズ第1巻
2008-05-06
「Magasin général, Tome 1 : Marie 」
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
1920年代のカナダのケベック地方のNotre-Dame des Lacs という小さな村が舞台。
村で唯一のよろず屋を経営しているFélix Ducharmeの葬式でこの漫画は幕を開ける。
不意の夫の死を悲しむ暇もなく、Félix の妻のMarieは、村人の生活の便宜を図るため、たった一人でよろず屋を切り盛りしてゆこうとするのだが・・・
フランス語圏のカナダが舞台の漫画。
そんな訳で、この漫画は、フランス語はカナダで使われているフランス語で書かれているようで、フランス人によると、あまり聞きなれない言い回しや単語がちょっこりと顔を出したりしているとの事ですが、私は、特別、理解するのに困る事もなく、読み終える事が出来ました。
この漫画を読んでいて、フランス語圏といえども、ケベック地方で使われているフランス語は、フランスで話されているフランス語と違っている所があるので、ケベック人と話しているとメチャ面白かったと、ケベック地方に旅行へ行ったフランス人が話していたのを思い出しました。
この漫画の魅力は、その独特なグラフィックに凝縮されています。
フランス漫画では、めったにお目にかかれない、どこかひなびた感じのする絵本の挿絵のような絵で、描かれた漫画。
どこか、色鉛筆を思わせる、そんな独特の着色法。
ちょっと渋めの色づかいで、昔を連想させるように、少々ひなびた感じのするトーンの色を使って着色されているためか、細かいところまできっちりと描き込まれている絵なのにもかかわらず、どこか素朴な雰囲気が漂う、そんなオリジナリティーに溢れる絵に仕上がっています。
このグラフィックが醸し出す独特の雰囲気は、漫画の着色担当のFrançois Lapierre さんの力に負うところが多いと、思いました。
又、作中人物の感情が生き生きと表現されているし、昔のケベックの美しい自然や、村の様子もぎっちりと描き込まれているので、目の保養になりました。
読む部分もそれ程多くなく、まずまずの読み心地。
20年代のケベックの小さな村人達の日常と喜怒哀楽を描いたストーリーは、派手さや、あっという驚きは感じられないものの、そつなくまとまっているように感じられました。
Régis Loisel さんのサイトの下記のページでは作品の一部を見ることが出来ます。
http://www.regisloisel.com/maggen1.htm
ストーリー : Régis Loisel - Jean-Louis Tripp
作画 : Régis Loisel - Jean-Louis Tripp
着色 : François Lapierre
出版社 : Casterman
ISBN-10 : 2203370114
ISBN-13 : 978-2203370111
表装 : ハードカバー(24x1x32)80頁
全体評価 :(3/5)
ストーリー :(2/5)
グラフィック :(4/5)
フランス語難易度 :(3/5)
読みごこち :(4/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
1920年代のカナダのケベック地方のNotre-Dame des Lacs という小さな村が舞台。
村で唯一のよろず屋を経営しているFélix Ducharmeの葬式でこの漫画は幕を開ける。
不意の夫の死を悲しむ暇もなく、Félix の妻のMarieは、村人の生活の便宜を図るため、たった一人でよろず屋を切り盛りしてゆこうとするのだが・・・
フランス語圏のカナダが舞台の漫画。
そんな訳で、この漫画は、フランス語はカナダで使われているフランス語で書かれているようで、フランス人によると、あまり聞きなれない言い回しや単語がちょっこりと顔を出したりしているとの事ですが、私は、特別、理解するのに困る事もなく、読み終える事が出来ました。
この漫画を読んでいて、フランス語圏といえども、ケベック地方で使われているフランス語は、フランスで話されているフランス語と違っている所があるので、ケベック人と話しているとメチャ面白かったと、ケベック地方に旅行へ行ったフランス人が話していたのを思い出しました。
この漫画の魅力は、その独特なグラフィックに凝縮されています。
フランス漫画では、めったにお目にかかれない、どこかひなびた感じのする絵本の挿絵のような絵で、描かれた漫画。
どこか、色鉛筆を思わせる、そんな独特の着色法。
ちょっと渋めの色づかいで、昔を連想させるように、少々ひなびた感じのするトーンの色を使って着色されているためか、細かいところまできっちりと描き込まれている絵なのにもかかわらず、どこか素朴な雰囲気が漂う、そんなオリジナリティーに溢れる絵に仕上がっています。
このグラフィックが醸し出す独特の雰囲気は、漫画の着色担当のFrançois Lapierre さんの力に負うところが多いと、思いました。
又、作中人物の感情が生き生きと表現されているし、昔のケベックの美しい自然や、村の様子もぎっちりと描き込まれているので、目の保養になりました。
読む部分もそれ程多くなく、まずまずの読み心地。
20年代のケベックの小さな村人達の日常と喜怒哀楽を描いたストーリーは、派手さや、あっという驚きは感じられないものの、そつなくまとまっているように感じられました。
Régis Loisel さんのサイトの下記のページでは作品の一部を見ることが出来ます。
http://www.regisloisel.com/maggen1.htm





