お馬鹿な人間達に逆襲を図った神様の姿をコミカルに書いたショートストーリー集
2008-05-01
「Satané Dieu !」
著者 : Jean-Louis Fournier
出版社 : LGF - Livre de Poche
ISBN-10: 2253115630
ISBN-13: 978-2253115632
表装 : ハードカバー(11x1x18) 155頁
作品評価 :(3/5)
フランス語難易度 :(2/5)
読みごこち :(5/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
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世界創造を終えた神は、地上を見て、その出来に大満足。
ところが、一仕事終えて、空に手の届く、高いビルの最上階に聖ピエールと共に住み、下に住んでいる人間達を見下ろしているうちに、あまりにお馬鹿で、幸せそうに暮している人間達を見て、悔悟と嫉妬の念に駆られた。
「不覚! 馬鹿な人間たちには、もったいな過ぎる、世界を創ってしまった」
と、ジェットスキーを牽引した四輪駆動車の助手席に、髪を脱色したエヴァを乗せ、運転している野球帽のアダムを横目に、神は、つぶやいた。
「それじゃ、引越しすりゃいいじゃないか」
と言う、聖ピエール。
「わしは、彼らのそばにいたい」
と、答える神。
「だったら、いじわるしたらどうかねぇ。 パンや魚を増やす代わりに、厄介ごとを増やしてやればいいじゃないか」
という聖ピエールの提案に、大きくうなずいた神は、人間をいじめるために、色々な物や事を創造し始めた。
このブログで何度も紹介しているJean-Louis Fournier氏が、今度は神様を肴にして書いた、ユーモア・ショー・トストーリー集。
1章が、1ページと短い上、易しいフランス語で書かれているので、とても、とても読みやすかった本です。
あまりにお馬鹿な人間の有様を目にした神様は、人間を懲らしめ、憂さを晴らするために、月曜日や、染みや、さびや、母の日・・・等を創造してゆきます。
読み始めたうちは、ヒッヒッヒ、ゲラゲラ、笑いが止まらなかったのですが、
中盤に差し掛かり始めると、マンネリ気味のネタや、あまり可笑しくないネタが多くなり、可笑しさ度が減少してまいます。
それでも、気楽に読めて、とっても読みやすくて、かなり笑える本なので、フランス多読に、お勧め出来る本ではないかと思います。
Jean-Louis Fournierの他の著作に関する記事
- 「Grammaire française et impertinente」 【実用書】

- 「Histoires pour distraire ma psy」

- 「Il a jamais tué personne, mon papa」

- 「Mon dernier cheveu noir」 【エッセイ】





