Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

中世のフランス・ブルターニュが舞台のファンタジー漫画

「La Forêt」

表紙写真 foret
  ストーリー : Vincent Perez 
 作画 : Tiburce Oger
出版社 : Casterman
ISBN-10 : 2203391596
ISBN-13 : 978-2203391598
表装 : ハードカバー(24x1x32)86頁
 

全体評価 : (3/5)
ストーリー : (2/5)
グラフィック  : (3/5)
フランス語難易度 : (1/5)
読みごこち : (5/5)

* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら


中世のブルターニュ地方が舞台のファンタジー。

ある夜、修道院に、女の子の赤ん坊が入った籠が、
『この子を決して闇の中に置いてはいけない。常にこの子のそばに明かりをつけておく事』、
というメッセージと共に、Druide(呪術を司る長老)から届けられた。

この子は、この忠言の通り、育てられ、成長した。
そして、王の妃となるため、御付きの兵士や僧と共に、修道院から町へ向かったのだが、途中、魔物の住む森で、魔物に兵士は襲われ少女は、行方不明となってしまう。

命そこそこに森を逃げ去った修道士は、町に着き、王にそれを報告した。
怒り狂い、修道士の命を奪おうとする王を、なだめた魔法使いのメルランは、選りすぐりの勇士3名と修道士を従え、魔物の住む森は、少女を探しに出発した。


ケルト系民話を題材にしたと思われるファンタジー漫画。

ファンタジー味あふれるグラフィック。
人物の描き方等に、私の苦手なフランス漫画的なクセがありますが、背景の描き方はとても素敵。

1ページを丸々使った、謎に満ちた森、俯瞰した中世の町、おどろおどろしい荒地にそびえる魔物の住む古城、等々、

ひぇーこれは中々手の込んだグラフィック!

と、ため息がもれてしまう、ディテールに細心の注意をはらい描かれた、ファンタジー味溢れる背景があちらこちらに、ちりばめられている漫画です。

ストーリの方は、ファンタステック物の基本に従い展開し、少々、新味に欠けているような気がしました。 特にラストのつめが、今ひとつという感じがしました。

でも、テキスト部分の少なく、フランス漫画にしては、かなり読みやすい部類に分類されるタイプの冒険ファンタジーなので、読み書きを習い始めフランスのお子さんを対象に書かれた本なのかもしれません。

有名BD「アステリックス」に出て来る、少々クセのある人物画に違和感を持たない方なら、かなり楽しんで読む事の出来る作品だと思います。

あ、そうそう、シナリオ担当のヴァンサン・ペレーズ氏は、現仏大統領夫人の カルラ・ブルニさんとも浮名を流した事のある、フランスの映画監督兼俳優です。

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もし、あなたの評価と違ったらごめんなさい。m(_ _)m


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