Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

クリストフ シャブテの手によるジャック・ロンドンの短編小説「焚き火」漫画化

「Construire un feu」

construire un feu
  著者    : Christophe Chabouté
原作  : Jack London
出版社 : Vent d'Ouest
ISBN-10 : 2749303508
ISBN-13 : 978-2749303505
表装 : ハードカバー(32x1x24)64頁
 

全体評価 : (4/5)
ストーリー :  (3/5)
絵      : (4/5)
フランス語難易度 : (1/5)
読みごこち : (5/5)


* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら



1986年に、北カナダのクロンダイク(Klondike)地方で、採金地が発見された事から、一攫千金を目論んだ人々が押し寄せるようになった。
そんな中の1人の男の強寒との戦いを描いたジャック・ロンドンの短編小説「焚き火(To Build a Fire)」を漫画化した作品。

白黒の名手として名高いクリストフ シャブテ 氏のカラー漫画。
以前紹介した、「Purgatoire, tome 3」 ととても似通った、白黒を基調に、男のオーバーの茶色と火のオレンジ色をアクセントとした独特のスタイルの着色法で彩られた漫画です。

これ以上、読みやすい漫画を描くのは不可能なのではないかと思われる程、読みやすい漫画。

テキスト部分を最小限に押さえ、雄弁なグラフィックで、彼の飼い犬の目から見た、マイナス60度の酷寒と戦う1人の人間の様子が、読者の目の前に繰り広げられます。

暖房の効いた部屋の中で読んでいても、寒さが背筋にそってせり上がってゆく様な感覚を受けました。

出来れば、暑くて暑くてたまらない、なんていう時に、読みたかった!

と、思いましたね。

優れた才能があれば、テキストなんかに頼らなくても、これだけ、力強い表現力に満ちた作品が描けるという、見本のような作品。

クリストフ シャブテ氏の非凡な漫画家としての非凡な才能がページの間から滾々と湧き上がっています。

シャブテ氏は、テキストごちょごちょ漫画が多い、フランス漫画界では、ホント希少な存在だと、改めて実感しました。  

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もし、あなたの評価と違ったらごめんなさい。m(_ _)m


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