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 2007年ベストセレクション・漫画編
2008年01月08日 (火) | 編集 |
去年私が読んで、特に印象に残っているフランス語の本を、2回に分けて紹介する2007年ベストコレクションの第2回目の今日は、漫画編です。

全くの個人的な好みと、偏見を元に、独断的に、昨年紹介したフランス漫画の中から、ベスト5を選んでみました。



 第5位 「Angela」

金髪の美少女が活躍する、シリアスなウエスタン漫画。
グラフィック、ストーリー、読み心地、のどれを取っても、かなりのレベルをクリアーしている作品でした。


 第4位 「Achtung zelig」

シュールレアリズムの再来、とでも言いたくなるような、とても不思議な作品。
チョット見の印象はあまり良いものでは、ありませんが、読んでみてびっくり!ポーランドの漫画でした。


 第3位 「Purgatoire 」

ストーリー、読後感、読み心地、グラフック、レイアウト等々、どれをとっても文句つけようのない完成された作品。 クリストフ シャブゥテ氏の作品は、どれも、お勧めなのですが、ラストが暗い作品が多いのが玉に瑕。 その中、この「Purgatoire」シリーズ(全3巻)は、充実した読後感を味わえるので、多くの方にお勧めしたい作品です。


 第2位 「Muchacho」

グラフィックの面で、現在私が最も、評価しているフランスの漫画家、エマニュエル ルパージュ氏の手による2部作。
漫画という枠を超えた、全ページが美しい水彩画のような美術作品に匹敵する、とすら言いたくなってしまう、ものすごく美しい漫画です。
グラフィックの優美、繊細さに加え、1人の少年のイニシエーションを、市民革命に絡めて描いた骨のあるストーリーも、読み応え充分でした。


 第1位は 「Une aventure rocambolesque de Vincent Van Gogh : La ligne de front」

戦争をユーモアを交えながら、シュールに、そしてリアルに描いた、すごい漫画。
マニュ ラルスネ(Manu Larcenet)氏の常人を卓出した才能を感じさせる作品でした。
グラフィックという面では、第2、3位の作品に比べ、私の評価は、かなり劣りますが、ストーリーそして、構成、コンセプトの素晴らしさは、ピカイチ。

とにかくグラフィックが素敵なBDを読んでみたいとお思いの方には、お勧めしかねますが、読み応えのあるBDをご希望の方には、自信を持ってお勧めできる1冊です。


その他、

フランス人独特のエスプリとユーモアを堪能できる、ユーモアウエスタン漫画
「Lincoln, tome 1 : Crâne de Bois」

現在、このシリーズは第4巻まで読んでいるのですが、かなり粒ぞろいの作品が揃っている中、この第1巻が最も面白かったです。


それから、人生の黄昏に佇む、1人の老人を主人公が、ヒッピー達との交流を通じて、生きる喜びを見出してゆく過程を描いた、じんわりとこころにしみる
「Les Petits Ruisseaux」


読み心地という面では、ちょっと文句を付けたくなりますが、ストーリー、グラフィック共に、超一級品のSF漫画
「Samba Bugatti」


現代の吸血鬼テーマにしたファンタスティック系サスペンス漫画、著者の異形の者達への優しい思いが感じられた、一風変った吸血鬼漫画。
「Volunteer」シリーズ


シンプルで繊細な線描写のグラフィックがとても素敵な
「L'Aigle sans orteils」

等が、印象に残っています。

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