ゴンクール賞受賞作家ローラン ゴウデの短編集
2007-12-18
「Dans la nuit mozambique」
著者 : Laurent Gaudé
出版社 : Actes sud
ISBN-10 : 2742767819
ISBN-13 : 978-2742767816
表装 : ソフトカバー(12x1x22)147頁
本の評価 :(4/5)
フランス語難易度 :(3/5)
読みごこち :(4/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
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2004年に、「Le soleil des Scorta」でゴンクール賞を受賞したLaurent Gaudé が、2000〜2007年の間に執筆した次の4篇の短編を収録した短編集。
「Sang négrier」
アフリカから、奴隷をアメリカまで運ぶ途中、船長が死亡したため、副船長は、航海の途中、フランスに寄航して、船長の遺体を家族のいるサンマロまで運ぶ事にした。ところが、船長の葬儀の最中、船底に閉じ込められていた、5人の奴隷が脱走し、街は、恐怖に陥る。
「Gramercy Park Hotel」
今は亡き妻との約束を果たすため、彼らの思い出のホテルへ足を運んだ老人のモノローグ。
「Le colonel Barbaque」
第1次大戦の前線で、黒人兵士に命を救われた一人のフランス人が、自らの奇妙な生涯を語る。
「Dans la nuit mozanbique」
閉店間際のレストランで、つどい、語り合う習慣のある海の男ら。
ある夜、その中の1人が、自分が経験した『Tigirkaの娘』に関する奇妙な話を語り始める。
どの話も、狂気に彩られた、どす黒い雰囲気が漂います。
この短編集に入っている「Le colonel Barbaque」以外の3篇の作品は、重厚な筆致で描かれているので、重力感のある読み応えを得る事が出来ますが、何か一つ物足りないものを感じずにはいられませんでした。
しかし「Le colonel Barbaque」は、他の作品から、ひときわ抜きん出ている傑作。
読みながら、私は、感動のため、ほろほろ涙を流してしまいました。
この短編は、今まで読んだ短編小説のベスト10に入る名作だと思いました。
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