Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

諜報員の目で見た第2次世界大戦を描いた「Sir arthur Benton」シリーズ第2巻

「Sir arthur Benton, tome 2 : Wannsee 1942」

benton
  ストーリー : Tarek
 作画 : Stéphane Perger
出版社 : EP Editions
ISBN-10 : 2848101172
ISBN-13 : 978-2848101170
表装 : ハードカバー(23x1x31)54頁
 

全体評価 : (4/5)
ストーリー : (4/5)
絵         : (5/5)
フランス語難易度 : (3/5)
読みごこち : (1/5)

* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら



Sir Arthur Bentonの尋問は続く。

Emile Marchandは、1942年6月20日に Wansnseeで行われた、ユダヤ人の絶滅が決定された会議についての情報を引き出そうとする。

そして、Bentonの回想が始まる。


「Sir arthur Benton」シリーズ、第2巻。

第1巻と同様のとてもオリジナリティーと質の高いグラフック。
ただ、読み心地という点では、第1巻を上まる悪さ。

かなり複雑なストーリーで、登場人物が多い上、特殊なグラツックのため、彼らの顔の描き分けがあまりはっきりしないので、話についていくのが、少々、しんどく感じられました。

第2次世界大戦時のヨーロッパについての知識があまりない私は、今ひとつピンと来ないところがありました。
作品を1度読んでから、巻末の添付資料を読んで、第1巻の巻末の主要人物の紹介を読んでから、もう一度読み直したら、やっと、理解する事が出来ました。

ただの平凡なナチス協力者でなく、彼なりの理由がありナチスに協力したものの、事態は、想像していた方向とは違った方向へ動き始めたのに気づき始めた、Bentonの苛立ちが伝わってくるストーリーはなかなか、読み応えがありました。

絵はいいし、ストーリーもいいし、これで読みごこちがよかったら、言う事なしの漫画なのに・・・

この作品は、2006年の『Salon de Brignais』 で、『Prix du Sénario d'Or(黄金のシナリオ賞)』を受賞しています。


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