白黒漫画の名手、クリストフ シャボテによるカラー漫画「Purgatoire」シリーズ第1巻
2007-10-31
Coup de coeur
「Purgatoire, tome 1 」
著者 : Christophe Chabouté
出版社 : Vent d'Ouest
ISBN-10 : 2749300622
ISBN-13 : 978-2749300627
表装 : ハードカバー(24x1x32)64頁
全体評価 :(5/5)
ストーリー :(5/5)
絵 :(4/5)
フランス語難易度 :(1/5)
読みごこち :(5/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
伯母の死により、古い家を相続し、借金をして中古の機器を入手し、フリーランスとしてのスタートを切ったBenjamin。
不幸なことに、家が火事になり、彼は全てを失った。
加入時は、愛想のよかった保険会社は、色々と理由をつけて、補償金を払おうとしないため、身寄りがなく、唯一の友人は、カナダに住んでいるBenjamin は、住む場所にも事欠くようになる。
白黒漫画の名手の Christophe Chabouté氏の手になる、カラーBD。
すぐれた作画技術、
なかなか渋くて、効果的な色の使い方、
優れたカメラワークの映画を見ているような、レイアウト、
少々クセがあるけれど、作中人物の性格、感情が見事に浮き出るようなグラフィック、
等々の、高度な漫画技術をさりげなく盛り込んだ作品。
おまけに、今までに紹介した Christophe Chabouté 氏の作品同様、
とても読みやすく、漫画化されているので、読者サービスたっぷりの日本の漫画に慣れている人でも、無理なく、スラスラ、読む事が出来るフランス漫画です。
この第1巻では、平凡にも、幸せな生活を送っていた普通の男が、火事をきっかけに、不幸へとまっさかさまに転落してゆく様子を語られています。
リアリティーに溢れていて、作中人物の心の動きが手に取る様に伝わってくるので、
ひやぁ、これは酷い!
いくらなんでも、あんまり!
と、ずるい保険会社の社長に憤慨し、
主人公の不運の連続に、動揺させられます。
ストーリーテラーのChaboutéさんの事なので、
もちろん、このまま、済むわけないよねぇ、
これから、どうなるのか、ワクワク・・・
次巻がとっても楽しみです。
Christophe Chaboutéの他著作に関する記事
- 「La Bête 」

- 「Construire un feu」

- 「Henri Désiré Landru」

- 「Un îlot de bonheur」

- 「Plein lune」

- 「Purgatoire, tome 2」

- 「Purgatoire, tome 3」

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- 「Sorcières 」

- 「Zoé」

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