明けましておめでとうございます。
パソコンの修理も終わり、無事に新年を迎えることが出来ました。
今年も、どんどん本を紹介していくつもりなので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
2006年の初めは、ちょっとオーバーですが、2005年ベストセレクションと題して、2005年に紹介した本の中で特に印象に残っている本を今日から、5回に分けて紹介することにします。
第1回目の今日は、以前Yahoo Blog で紹介したことのある、 ベナキスタの作品を取り上げたいと思います。
Coup de coeur
「La commedia des ratés」
著者 : Tonino BENACQUISTA
出版社 : Folio (Gallimard)
ISBNコード : 2070406466
表装 : ペーパーバック(2x11x18)233頁
| 本の内容 | ☆☆☆ | 18/20 |
| フランス語難易度 | ## | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | .すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
主人公の Antoine の、幼なじみの Dario が、殺された。
Dario は、彼が死んだ場合、Antoine に、彼らの両親の生まれた、イタリアの小さな村にある、ワイン畑を譲る、という、奇妙な遺言を残していた。この問題のワイン畑で、出来るワインは、飲むのもはばかられる様な、クズワイン。
Dario の過去を探っていくうちに、命をねらわれる目に遭った、Antoine は、問題の畑をその目で見るため、イタリアへ向った。
そこで、Darioが自分に多大な信頼を寄せていた事に気づいた、Antoine は、Darioがやり遂げられなかった、ある事を実行に移す事にしたのだが・・・
以前にも、何度も書きましたが、ベナキスタは、現在最も私が気に入っているフランス人作家です。この作品は、今まで、読んだTonino BENACQUISTA の作品の中で、完成度といった点からすると、ベストクラスに入る作品だと、私が密かに評価している作品。
読む楽しみが少なくなってしまうので、あまり詳しく書けませんが、驚きから、驚きへと、読者をいざなっていく、からくりが仕掛けられた、見事なプロットで、とにかく、とても面白い。
読み終わった時、「やられた。完敗」と、久々にすがすがしい、気持ちを味わう事が出来ました。
本を沢山読み続けていると、おのずとから、本に対して多くを要求するようになり、どの本を読んでも、おもしろかったけど・・・と、ちょっと、一言付け足したくなるのですが、この本は、そんな隙すら与えてくれませんでした。
私は、今まで、かなりの量の本を読んでいますが、こんな、読後感を与えてくれる本って、本当に少ないです。
考えぬかれたプロット、BENACQUISTAお得意の現代の寓話といった風味のストーリ、生き生きとした作中人物の描写・・・と、私好みの要素が満載されている、読み応えのある作品です。おまけに、人間風刺というスパイスも、ほんのりと、効いています。
自信を持ってお勧め出来る1作です。
Tonino Benacquistaの著作に関する記事
| HOME |
INDEX
プロフィール
Author:lemon.fr
日本語の本が入手しづらい環境にありながら、活字中毒症から抜け出す事が出来ないため、フランス語の本を読んでいます。
Lemon.frのもっと詳しいプロフィールを見る
私が実際読んでみて感じたままに、独断と偏見で評価しています。
もし、あなたの評価と違ったらごめんなさい。m(_ _)m
このブログはリンクフリーです。事前に承諾をとらなくて結構です。
でも、「リンクしたよん」と言って頂けると、とっても嬉しいので、お暇がありましたらご連絡下さい。
本ブログでは、コメント、TBは受け付けておりません。ご意見は、こちらから、お願いします
本ブログの記事を、引用、転記する場合には、引用元を必ず明記下さるようお願いします。

ブログ内検索
ソーシャルブックマーカー
リンク
お勧めのフランス語の本
私のお気に入りフランス映画
RSSフィード
ブロとも申請フォーム
カテゴリー
月別アーカイブ
青空文庫新着(本棚)
今日のレシピ