Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

元フェミナ賞審査員が、審査員を除籍処分になった当時の事情を綴った作品


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   「L'exclusion」
 著者 : Madeleine Chapsal
出版社 : Fayard
ISBN-10: 2213632960
ISBN-13: 978-2213632964
表装 : ソフトカバー(12x1x19)122頁 


全体評価  :  (3/5)
フランス語難易度 : (3/5)
読みごこち : (4/5)


* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら



フランスで、ゴンクール賞、ルノドー賞と並ぶ、文学賞フェミナ賞の審査員を務める著者が、出版した、フェミナ賞審査にまつわる内部暴露をした「Journal d'hier et d'aujourd'hui」は、フランスに大きな反響をもたらしました。

本書は、この「Journal d'hier et d'aujourd'hui」出版後の後日談。

著者は、2006年11月のフェミナ賞審査の席で、『中傷、誹謗をした』とのかどで、フェミナ賞審査員を辞退するよう、審査委員長から、勧告を受けますが、それを拒否したため、審査員投票により、フェミナ賞審査員から、除籍処分を受けます。

その時の経緯、回りの人々の温かい支援、そして、1週間後に起こった、著者の離婚した夫であり、メンターであり、L'Express誌の設立者であったJean-Jeacques Servan-Schreiberの病死、などについて語った作品。


この作品を読んでいて、心を打たれたのは、その冷静で、明晰な文体。

著者の人生のうちで、多分、もっとも衝撃的で、ダメージを受けたと思われる、二つの出来事を語っているのにもかかわらず、決して感情に走ることなく、あくまでもクールに、事の経過の語る、その姿勢には、

「これが、本当のジャーナリスト精神!」

と、畏怖の念さえ、覚えずにはいられませんでした。   

書くために生まれて来たとは、このような人の事をいうのだと、実感しました。


なぜか、私の町の図書館には「Journal d'hier et d'aujourd'hui」は入っていない上、マスコミを通じてその大体の内容を知ってしまったため、自腹を切って買う気になれなかったため、私は、「Journal d'hier et d'aujourd'hui」の方は、未読ですが、それでも、この作品を堪能する妨げにはなりませんでした。

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私が実際読んでみて感じたままに、独断と偏見で評価しています。
もし、あなたの評価と違ったらごめんなさい。m(_ _)m


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