すりと富豪令嬢の結婚に揺れる2家庭を描いたコメディータッチの小説
2007-08-28
「L'heure magique de la fiancée du pickpocket 」
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
雨降りの土曜日の午後のマルセイユで、凄腕のスリのMaximeは、Irinaのポケットに手を伸ばす
「何にも入っていないよ」
と、答えたIrinaをMaxime は、カフェに誘い、
自分でも良く訳がわからぬうちに、彼女に結婚を申し込んでしまう。
そして、Maximeが仰天した事に、Irinaは、このプロポーズに承諾する。
そして、二人は結婚する事になり、Irinaの母親が、Maximeの母親を訪問した事から、事態は、こんがらがってきて・・・
自分達でもわけがわからないまま、相手に魅せられてしまい、結婚することになっていまった、奇妙な若い二人。
アルメニア出身の母と、ギリシャ系の実業家を義父に持ち、画廊に勤める、数回離婚経験のある美しくて、富に恵まれたいIrina。
父の死後、双子の妹と母を、自分の腕一本で養って来た、魔法の手を持つ、すりのMaxime。
全く正反対の環境に育った二人と彼らの家族を巡る、コメディータッチのホームドラマ的な匂いを持つフランスの小説です。
上級社会に属し、娘の人生に干渉することが生きがいの、気の強い、やり手のIrinaの母と、
息子に依存しきっている庶民階級の、Maximeの母、
この全く違うタイプの人生を歩んできて、人生観が180度違うこの二人がうまく行くはずがなく、初対面の時から、嫌悪し合ってしまいます。
この4人の他、ちびで、妻に頭は上がらないけれど、人の心を機敏に読む事の出来るIrinaの義父や、おしゃべりと、無口のコンビのおませなMaximeの双子の妹達など、
風変わりだけど、魅力的な人々が沢山登場する、おかしな物語。
現実離れしている結婚観を持っている若い二人と、この二人の母親達の抱腹もののやり取りなどを間に挟んで、かけ離れた人生を歩んできた人たちが、歩み寄って行く様が描かれています。
「現実はこんなにうまく行くはずがない」
などと思いつつも、なかなか快適な一時を過ごすことが出来た一冊でした。
ゲダゲタ笑って、最後には、ほんわりと幸せな気分になれる本なので、落ち込んでいる時にお勧めしたい1冊です。
第1章めは、ちょっと分かりずらいけれど、2章めから、読み心地がグンとよくなるので、読み心地の評価は『すらすら』になっています。
著者 : Anne Bragance
出版社 : Mercure de France
ISBN-10: 2715225547
ISBN-13: 978-2715225541
表装 : ソフトカバー(14x1x21)141頁
全体評価 :(3/5)
フランス語難易度 :(3/5)
読みごこち :(4/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
雨降りの土曜日の午後のマルセイユで、凄腕のスリのMaximeは、Irinaのポケットに手を伸ばす
「何にも入っていないよ」
と、答えたIrinaをMaxime は、カフェに誘い、
自分でも良く訳がわからぬうちに、彼女に結婚を申し込んでしまう。
そして、Maximeが仰天した事に、Irinaは、このプロポーズに承諾する。
そして、二人は結婚する事になり、Irinaの母親が、Maximeの母親を訪問した事から、事態は、こんがらがってきて・・・
自分達でもわけがわからないまま、相手に魅せられてしまい、結婚することになっていまった、奇妙な若い二人。
アルメニア出身の母と、ギリシャ系の実業家を義父に持ち、画廊に勤める、数回離婚経験のある美しくて、富に恵まれたいIrina。
父の死後、双子の妹と母を、自分の腕一本で養って来た、魔法の手を持つ、すりのMaxime。
全く正反対の環境に育った二人と彼らの家族を巡る、コメディータッチのホームドラマ的な匂いを持つフランスの小説です。
上級社会に属し、娘の人生に干渉することが生きがいの、気の強い、やり手のIrinaの母と、
息子に依存しきっている庶民階級の、Maximeの母、
この全く違うタイプの人生を歩んできて、人生観が180度違うこの二人がうまく行くはずがなく、初対面の時から、嫌悪し合ってしまいます。
この4人の他、ちびで、妻に頭は上がらないけれど、人の心を機敏に読む事の出来るIrinaの義父や、おしゃべりと、無口のコンビのおませなMaximeの双子の妹達など、
風変わりだけど、魅力的な人々が沢山登場する、おかしな物語。
現実離れしている結婚観を持っている若い二人と、この二人の母親達の抱腹もののやり取りなどを間に挟んで、かけ離れた人生を歩んできた人たちが、歩み寄って行く様が描かれています。
「現実はこんなにうまく行くはずがない」
などと思いつつも、なかなか快適な一時を過ごすことが出来た一冊でした。
ゲダゲタ笑って、最後には、ほんわりと幸せな気分になれる本なので、落ち込んでいる時にお勧めしたい1冊です。
第1章めは、ちょっと分かりずらいけれど、2章めから、読み心地がグンとよくなるので、読み心地の評価は『すらすら』になっています。





