砂漠が舞台のフランスの恋愛漫画
2007-08-27
「Sarane」
著者 : Lax
出版社 : Dupuis
ISBN : 2-8001-2119-X
表装 : ハードカバー(24x1x32)56頁
全体評価 :(3/5)
ストーリー :(3/5)
絵 :(4/5)
フランス語難易度 :(2/5)
読みごこち :(4/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
85歳になるSarane は、外出の度に、Lénaが運転する個人タクシーを利用するようになった。
Lénaのタクシーが、街角にたたずむ、ある老人の前に差し掛かる度に、Sarane は車の速度を落とすように頼むのだが、決して車を降りて、彼に話しかけようとしない。
そんなSaraneの態度に興味を抱いたLénaに、Saraneは、過去の思い出話を語り始める。
17歳の時に結婚したSaraneは、夫の上官の忠告を無視し、夫の赴任先のサハラへやって来た。
回りの忠告に耳を貸さず、一人でジープに乗り、砂漠をドライブするのが、Sarane の唯一の息抜きだったのだが、ある日、砂漠の真ん中でジープが事故を起こし、Sarane は、意識を失う。
そして、目を覚ましたSarane は、自分が砂漠の遊牧民達のテントにいる事に気がつく。
とても繊細なグラフィック。
以前に2冊ほど紹介したLaxの手による作品。
タイプとしては「Les tribulations duChoucas」より、「L'Aigle sans orteils 」 に近い、詩的な感じのするグラフックの漫画です。
人物の描き方、砂漠の描き方に、センシビリティーが感じられます。
現在のフランスと過去のサハラ砂漠を交差させた、ちょっと辛口のラブストーリー。
ストーリーに関しては、少々表面的すぎるような感じもしましたが、グラフックが素敵な上、漫画化の仕方がとてもうまいので、かなり読ませる作品に仕上がっています。
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