Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

雪山に囲まれた寄宿舎が舞台のフランスのホラー漫画


「Trop mortel」

top mortel
  ストーリー : Eric Corbeyran & Amélie Sarn
 作画 : Chico Pacheco
 着色 : Philippe Casaseï
出版社 : Delcourt
ISBN-10 : 2756003514
ISBN-13 : 978-2756003511
表装 : ハードカバー(32x1x24)48頁
 



全体評価 :  (3/5)
ストーリー : (2/5)
絵        :  (3/5)
フランス語難易度 : (3/5)
読みごこち : (2/5)


* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら


山中にある高校がこの漫画の舞台。
2週間のクリスマス休暇のため、高校は休みとなり、殆どの寄宿生は帰宅する。

寮に残ったのは、家庭の事情で帰宅出来ない4人高校生と、二人の教師。
冷蔵室の食材を使い、夕食を作り、テーブルをかこんだ6人。
高校のコンピューターシステムの調整のため、高校に残ったMichel は、自己紹介の代わりに、クリスマスの一番いい思い出、又は最低の思い出を各自に語るよう、提案する。

ところが、一夜明けた翌日の朝、女教師のKaîshaと見知らぬ男女が調理場で死んでいるのが見つかる。
驚いた、残りの5人は、寮を逃げ出し助けを呼ぼうとするが、雪により、電話が不通となり、車は故障して動かない・・・


この漫画のタイトルの「trop mortel」は、現在のフランスのティーンの間でよく使われる俗語で

「スゴイ!、最高!」

を意味する言葉。

皆様もご存知のようにこの「mortel」の本来の意味は、「死んだ」というもの、このタイトルは、「trop mortel」の持つこの二つの意味をうまくひっかけた、言葉遊びになっています。

私は、このタイトルに引かれて、この作品を手に取りました。

とても、読みやすい漫画。
クラシックなタイプのフランス漫画と違って、ふきだしの台詞を読んでいるだけで、すんなりストーリーが頭に入ってきます。

グラフィックの方も、まずまずの出来。
人物画は、フランス漫画的なクセが、ちょっぴり感じられますが、全体的な雰囲気に、ほのかに日本の漫画を感じさせる漫画でした。

ストーリーは、この第1巻を読む限りでは、今まで使い古されたホラーの手法をそのまま辿っている、といった平凡なものですが、漫画家の仕方がうまいので、かなり楽しみながら読む事が出来ました。

タイトルに負けしないよう、下巻では、あっという展開を見せてくれるよう、期待したいと思います。

ところで、下巻は、いつ出版されるのでしょうか?

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私が実際読んでみて感じたままに、独断と偏見で評価しています。
もし、あなたの評価と違ったらごめんなさい。m(_ _)m


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