雪山に囲まれた寄宿舎が舞台のフランスのホラー漫画
2007-07-05
「Trop mortel」
ストーリー : Eric Corbeyran & Amélie Sarn
作画 : Chico Pacheco
着色 : Philippe Casaseï
出版社 : Delcourt
ISBN-10 : 2756003514
ISBN-13 : 978-2756003511
表装 : ハードカバー(32x1x24)48頁
全体評価 :(3/5)
ストーリー :(2/5)
絵 :(3/5)
フランス語難易度 :(3/5)
読みごこち :(2/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
山中にある高校がこの漫画の舞台。
2週間のクリスマス休暇のため、高校は休みとなり、殆どの寄宿生は帰宅する。
寮に残ったのは、家庭の事情で帰宅出来ない4人高校生と、二人の教師。
冷蔵室の食材を使い、夕食を作り、テーブルをかこんだ6人。
高校のコンピューターシステムの調整のため、高校に残ったMichel は、自己紹介の代わりに、クリスマスの一番いい思い出、又は最低の思い出を各自に語るよう、提案する。
ところが、一夜明けた翌日の朝、女教師のKaîshaと見知らぬ男女が調理場で死んでいるのが見つかる。
驚いた、残りの5人は、寮を逃げ出し助けを呼ぼうとするが、雪により、電話が不通となり、車は故障して動かない・・・
この漫画のタイトルの「trop mortel」は、現在のフランスのティーンの間でよく使われる俗語で
「スゴイ!、最高!」
を意味する言葉。
皆様もご存知のようにこの「mortel」の本来の意味は、「死んだ」というもの、このタイトルは、「trop mortel」の持つこの二つの意味をうまくひっかけた、言葉遊びになっています。
私は、このタイトルに引かれて、この作品を手に取りました。
とても、読みやすい漫画。
クラシックなタイプのフランス漫画と違って、ふきだしの台詞を読んでいるだけで、すんなりストーリーが頭に入ってきます。
グラフィックの方も、まずまずの出来。
人物画は、フランス漫画的なクセが、ちょっぴり感じられますが、全体的な雰囲気に、ほのかに日本の漫画を感じさせる漫画でした。
ストーリーは、この第1巻を読む限りでは、今まで使い古されたホラーの手法をそのまま辿っている、といった平凡なものですが、漫画家の仕方がうまいので、かなり楽しみながら読む事が出来ました。
タイトルに負けしないよう、下巻では、あっという展開を見せてくれるよう、期待したいと思います。
ところで、下巻は、いつ出版されるのでしょうか?
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