史実は作り話より、ずうっとロマンティクで、残酷という見本の様な6つのお話
2005-12-07
「Suite italienne 」
著者 : Juliette Benzoni
出版社 : Pocket
ISBNコード : 2070309215
表装 : ペーパーバック(11x18) 288頁
| 本の内容 | ☆☆ | 11/20 |
| フランス語難易度 | ♯♯ | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | .すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
ルネッサンス時代のイタリアの名家にまつわる実話を小説に脚色した6つの話が収録されている短編集。
舞台は、ローマ、フイレンツェ、フェラーレ、ミラノ、ナポリ等のイタリアの都市。ボルジア家、メディシス家 、エステ家、 カッペロ家、スフォルツァ家 、キャラファ家、ヴェノーザ家で、実際に起こった事件を小説にした作品です。
史実は、作り話より、ずうっとロマンティクで、残酷という見本の様な逸話が、文献を元に、見事な、筆力と想像力で、描かれています。
愛してしまったら、命にかかわると知っていても、止めること事が出来ないのは、イタリア人の悲しい性なのでしょうか。
また、裏切りに対する、残酷な仕打ちも、激しい情熱の裏返し?
私は、塩野七生の作品で、ここに取り上げられている、逸話を読んだ事があるのですが、史実の解釈が、微妙に違っている所、とても面白く感じられました。
この本の1番初めに書かれている、ボルジア家の章には、あの悪名高き、法王アレクサンドラ・ボルジアが出てきますが、この法王の神を神とも思わぬ、人間くさすぎる振る舞いには、法王という地位にあるからといって、神性があるのだとは、限らないという事を痛感しました。
フランス人の中には、カトリック教会を盲信している人がいて、時には、辟易されます。そんな人たちに、ローマカトリック教会も、めっちゃくちゃ、いい加減な時代があったんだよぉと、教えてあげたい時には、この本をプレゼントする事をお勧めします。
(ただし、そのせいで、人間関係が壊れてしまっても、私は責任を取れませんので、あしからず)
Juliette Benzoniのその他の著作に関する記事
コメント
>史実は作り話より、ずうっとロマンティクで、残酷という見本の様な6つのお話
Juliette BENZONIの歴史大作は、読んでみたいなぁと思いつつ未読です。彼女の歴史短編集では「Seigneurs de la nuit」(以前紹介した記事のURL http://blogs.yahoo.co.jp/francedokusho/5869594.html ) も結構面白かったですよ。
>史実は作り話より、ずうっとロマンティクで、残酷という見本の様な6つのお話
Juliette BENZONIさんの本はよく雑誌や本屋で見るのですが、まだ読んだことがありません。
歴史ものはちょっと苦手です。でもこの本は短編集のようなので、私でも読めそうですね。
歴史ものはちょっと苦手です。でもこの本は短編集のようなので、私でも読めそうですね。
コメントの投稿
トラックバック
この記事へのトラックバックURL
http://lireenfete.blog27.fc2.com/tb.php/36-83f3b85a


