第二次世界大戦中、レジスタンスに加担した神父に恋した修道女のお話
「Soeur Philomène」
著者 : Jean-Luc Aubarbier
出版社 : Editions JC Lattès
ISBNコード : 2709624516
表装 : ソフトカバー(21x13) 250頁
| 本の内容 | ☆ | 9/20 |
| フランス語難易度 | ## | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | .すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1943年、ドイツの占領下にある、フランスのPérigueuxの、貧しい農家の六男坊として生まれた、Robertは、人並みはずれて頭が良かったため、教区の司祭より目をかけられ、学費を捻出してもらい、神学校を出た。
Robert の親友、Phillipe は、Sarlatの近くの小さなお城を持つ、裕福な階級の出身。
Phillipeが、茶色の髪、中背で、やせており、控えめな性格なのに、比べ、Robertは、背が高くブロンドで、喧嘩っ早く、女好きと、聖職者には、あまり似つかわしくない性格。
ナチスがフランスを占領した時、ナチスを容認するとすら解釈できる法王の態度に、忍従する事の出来なかった二人は、ためらわず、レジスタント活動に加担するようになる。
Phillipe は、自分の勤める学校に、ユダヤ人の子供を匿い、Robertは、危険を伴うレジスタントの連絡係りを務める。
Robertに心を奪われた修道女、Soeur Philomène こと、 Thérèseは、レジスタント活動に賛意はしていなかったが、Robertへの愛のため、活動を援助するようになる。
だが、浮気なRobertの心が、自分から離れつつある事に気づいたThérèseの心には、自分でも抑えることの出来ない復讐の炎が燃え始めた。
第2次世界大戦中のフランスで、実際に起こった事件を、小説化した作品だそうです。
明日の運命がわからないという、ギリギリの状態で、恋におちてしまった、神父と修道女。
まるで、映画のストーリーの様。
「現実は小説より奇なり」とは、この様な事をいうのかと、痛感しました。
著者は、この史実に想像で肉をつけて、読みやすい作品に仕立て上げています。
ただ、著者は、レジスタントに肩入れしている様で、史実の解釈の仕方が公平とは程遠いものとなってしまっている所、文の調子が一本調子で、今ひとつ盛り上がりに欠けるところがあるのは、残念ですが、フランス1市民から見た、ドイツ占領下のフランスの状態がビシビシ伝わって来る、読み物に仕上がっています。
著者は、この事件が起こった地方の出身で、本屋経営をしているとの事です。
コメント
>第二次世界大戦中、レジスタンスに加担した神父に恋した修道女のお話
私のお気に入りBLOGにリンクさせていただきましたが、よろしかったでしょうか。
>第二次世界大戦中、レジスタンスに加担した神父に恋した修道女のお話
すごい読書量ですね。脱帽です。早速面白そうな(読めそうな)本をメモしました。
日本の本が高くてなかなか買えないので、私もフランス語でいろいろ読み始めました。わからない言葉がいっぱいあるけれど、おかげで語彙が増えたような気がします。
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