1992年出版のエチエンヌ ダボドーの作品
2007-03-27
「Les amis de Saltiel. tome 1: L'homme qui n'aimait pas les arbres」
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
Dragnacという、小さな駅に降り立った二人の男は、捜し人を見つける事が出来ずに考えあぐねている。
人里はずれた山の中の小屋に住んでいるDouglasという男は、毎日、斧を持って山に入り、木を切る。彼の小屋の向かいにある家に住んでいる写真家のSaltielは、Douglasの唯一の友達だった。
夢遊病にかかっているDouglasは、毎晩、無意識のまま、小屋を抜け出し、山の中にある洞窟に向かい、昼間切り倒した木に、トーテンポールのような彫刻を施す。
Douglasの家の扉が軋む音が聞こえると、Saltielは、Douglasの後をこっそりつけて、彼の身に危険がないかどうか見守るのが習慣となっていた。
ある日、Saltielは、Douglasと彼の彫刻の写真を雑誌に載せる事を思いつき、友人のカメラマンを呼び寄せるのだが・・・
「Les mauvaises gens」で、アングレム国際漫画フェスティヴァルの読者賞、最優秀シナリオ賞を初め、フランスで幾つもの賞を受賞し、「Japon : Le Japon vu par 17 auteurs」で、日本でも作品が紹介された、フランス人漫画家エチエンヌ ダボドー氏の1992年にDagaud出版社から出版された作品。
そのせいか、最近のダボドー氏の作風とはかなり感じが異なった作品です。
とても、スピード感と迫力がある絵。
黄色の使い方がとても印象的。
どちらかというと、渋い感じの着色がなされている最近のダボドー氏の作品とは、かなり違ったトーンの色づけになっています。
又、とても読みやすく描かれた作品でした。
ただ、ストーリーの方は、最近のダボドー氏の作品とは、一味違った風味になっています。
自分は何も悪くないのに、運が悪かったばかりに、人の恨みをかってしまった、不運な男のかなり暗い話です。
話、そして、その構成、及び漫画の仕方は、どれを取っても、良く出来ているのですが、人によって、好き嫌いが分かれるタイプの作品だと思います。
私は、どんな事があっても、人間の中に存在する、まっすぐな部分を信じている、そんな著者の思いが伝わってくる最近のダボドー氏の作風が好きなので、ちょっと戸惑い気味。
Etienne DAVODEAUの作品に関する記事
著者 : Étienne Davodeau
出版社 : Dargaud
ISBN-10 : 2205040715
ISBN-13 : 978-2205040715 :
表装 : ハードカバー(1x23x30) 48頁
全体評価 :(3/5)
ストーリー :(3/5)
絵 :(3/5)
フランス語難易度 :(1/5)
読みごこち :(5/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
Dragnacという、小さな駅に降り立った二人の男は、捜し人を見つける事が出来ずに考えあぐねている。
人里はずれた山の中の小屋に住んでいるDouglasという男は、毎日、斧を持って山に入り、木を切る。彼の小屋の向かいにある家に住んでいる写真家のSaltielは、Douglasの唯一の友達だった。
夢遊病にかかっているDouglasは、毎晩、無意識のまま、小屋を抜け出し、山の中にある洞窟に向かい、昼間切り倒した木に、トーテンポールのような彫刻を施す。
Douglasの家の扉が軋む音が聞こえると、Saltielは、Douglasの後をこっそりつけて、彼の身に危険がないかどうか見守るのが習慣となっていた。
ある日、Saltielは、Douglasと彼の彫刻の写真を雑誌に載せる事を思いつき、友人のカメラマンを呼び寄せるのだが・・・
「Les mauvaises gens」で、アングレム国際漫画フェスティヴァルの読者賞、最優秀シナリオ賞を初め、フランスで幾つもの賞を受賞し、「Japon : Le Japon vu par 17 auteurs」で、日本でも作品が紹介された、フランス人漫画家エチエンヌ ダボドー氏の1992年にDagaud出版社から出版された作品。
そのせいか、最近のダボドー氏の作風とはかなり感じが異なった作品です。
とても、スピード感と迫力がある絵。
黄色の使い方がとても印象的。
どちらかというと、渋い感じの着色がなされている最近のダボドー氏の作品とは、かなり違ったトーンの色づけになっています。
又、とても読みやすく描かれた作品でした。
ただ、ストーリーの方は、最近のダボドー氏の作品とは、一味違った風味になっています。
自分は何も悪くないのに、運が悪かったばかりに、人の恨みをかってしまった、不運な男のかなり暗い話です。
話、そして、その構成、及び漫画の仕方は、どれを取っても、良く出来ているのですが、人によって、好き嫌いが分かれるタイプの作品だと思います。
私は、どんな事があっても、人間の中に存在する、まっすぐな部分を信じている、そんな著者の思いが伝わってくる最近のダボドー氏の作風が好きなので、ちょっと戸惑い気味。
Etienne DAVODEAUの作品に関する記事
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