フランク王国が舞台の歴史小説
2007-02-03
「Les voiles de Frédégonde」
著者 : Jean-Louis Fetjaine
出版社 : Belfond
ISBN-10 : 2714441750
ISBN-13 : 978-2714441751
表装 : ソフトカバー(16x24)300頁
全体評価 :(2/5)
フランス語難易度 :(4/5)
読みごこち :(2/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
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西暦557年の冬、Clotaire1世が統治するフランク王国で、この物語は幕を上げる。
ガリア人が集う洞窟を、二人の若い男女者がこっそりと抜け出した。
女性は、娼婦の階級に属しており、一人前の大人となる時期が来たため、自分が選んだ男と、体を交わす事になっていた。
ところが、彼女が肌身離さず、身に着けている、満月の夜に採った蛇のたまごのお守りのせいで、現れた彼女を護る蛇の幻想に、男は慄き、洞窟へ逃げ帰る。
そして、ちょうど、その時、魔術を扱い、人々をたぶらかす、魔法使いを捕らえるため、洞窟を探していた
フランク人の兵士と、神父に、娘は、捕らえられる。
娘のあまりの美しさに、我を忘れた神父は、キリスト教の教えを破り、彼女の体を奪ってしまう。
そして、その、せめてもの償いにと、彼女を、Clotaire1世の息子Chipéricの妻の、Audowère女王付きの召使にする事にする。
そして、Frédégonde と名づけられた、娘は、Audowère女王の子供の世話をすることになる。
謎が多く、あまり小説の舞台となる事のない、フランク王国時代のフランスが舞台の歴史小説。
本の裏表紙の説明によると、「Réine pourpres」というシリーズの第1巻目だという事です。
下層階級の女性が、その美貌のため、王の寵愛を受け、どんどんと出世し、権力を握ってゆく様子が、当時の兄弟の間の領土争いなどに絡めて、語られてゆきます。
著者は、歴史家なので、細部まで、史実に基づいて再現しているので、当時の風習、及び雰囲気が良く伝わって来る作品です。
フランク王国の歴史を、小説を通して知ることが出来る作品なので、この時代に興味をお持ちの方に、お勧めしたい作品です。
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