弁護士事務所が舞台のフランス漫画「L' Ordre de Cicéron」第1巻
2007-01-31
「L' Ordre de Cicéron, Tome 1 : Le Procès」
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
2002年アメリカの大手弁護医事務所Steiner では、フランスの弁護士事務所Veyrac - Richemont.の、買収が計画されていた。
一方、Veyrac - Richemont.弁護士事務所の経営者、Benjamin de Veyrac は、曾祖父により、創立されたこの事務所をアメリカ人に売り渡すのは、絶対に避けたいと思っている。
そんなBenjaminに、彼の片腕のMartinは、Veyrac家とSteiner 家のいさかいの元となったいきさつを打ち明ける。
1938年、Benjaminの祖父にあたる、Nicolas de Veyrac と、その親友、Raphaël Steiner は、ソルボンヌ大学の法科を卒業し、司法試験に受かり、それぞれ、弁護士としての第1歩を踏み出した。
Raphaël の父は、Raphaëlに、Rochebrune夫妻殺人事件の容疑者、Kassilé の弁護を任せる。一方、Nicolasは、この事件の検察側の弁護を務める事になる。
そして、この訴訟は、Raphaël とNicolas 、そしてVeyrac家とSteiner 家の間に、埋る事の出来ない溝をつくり、両家庭に悲劇をもたらす原因となる。
「L' Ordre de Cicéron」シリーズの1巻。
いやぁ、面白かったです。
かなり読むところが沢山あって、決して快適な読みごこちの漫画とは言えないけれど、これだけ、読み応えのあるストーリーなら、納得。
絵、漫画化の手法は、クラシックなBDタイプの漫画。
四角いコマの枠と、白い余白をきっちりと、守って描かれています。
背景などは、丁寧に描きこまれているし、人物も好感が持てる絵柄なのですが、「Angela」のような、大胆なレイアウトの漫画に比べると、少々、単調で、おとなしすぎるといった、印象を受けます。
又、登場人物の顔の描き分け方に少々問題があるのに加え、作中人物の関係が少々複雑なので、、彼らの関係が良く頭に入るまで、時々、表紙の裏にある家系表を見ながら読み進めて行かねばなりませんでした。
だけど、それくらいの苦労など、ちっとも気にならない、BDでは、なかなかお目にかかれない、スケールの大きい、読み応えのあるストーリー。
嫉妬、そして、彼らを利用しようとする回りの思惑、不幸な時代の流れによって、友情が粉々に砕かれ、愛情が憎しみに変わってゆく様子が、ドイツ軍占領下のフランスでのユダヤ人弁護士の運命と合わせて語られています。
この第1巻は、訴訟がメインとなっているので、リーガル・サスペンスがお好きな方は、きっと気に入るのではないかと思いました。 勿論、長編小説の迫力には及びませんが、初期のグリシャムをほのかに思わせるストーリーです。
早く第2巻が読みたい!
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ストーリー : Richard MALKA
作画 : Paul Gillon
着色 : Hubert
出版社 : Glénat
ISBN-10 : 2723443353
ISBN-13 : 978-2723443357
表装 : ハードカバー(24x1x30)56頁
全体評価 :(4/5)
ストーリー :(4/5)
絵 :(3/5)
フランス語難易度 :(4/5)
読みごこち :
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
2002年アメリカの大手弁護医事務所Steiner では、フランスの弁護士事務所Veyrac - Richemont.の、買収が計画されていた。
一方、Veyrac - Richemont.弁護士事務所の経営者、Benjamin de Veyrac は、曾祖父により、創立されたこの事務所をアメリカ人に売り渡すのは、絶対に避けたいと思っている。
そんなBenjaminに、彼の片腕のMartinは、Veyrac家とSteiner 家のいさかいの元となったいきさつを打ち明ける。
1938年、Benjaminの祖父にあたる、Nicolas de Veyrac と、その親友、Raphaël Steiner は、ソルボンヌ大学の法科を卒業し、司法試験に受かり、それぞれ、弁護士としての第1歩を踏み出した。
Raphaël の父は、Raphaëlに、Rochebrune夫妻殺人事件の容疑者、Kassilé の弁護を任せる。一方、Nicolasは、この事件の検察側の弁護を務める事になる。
そして、この訴訟は、Raphaël とNicolas 、そしてVeyrac家とSteiner 家の間に、埋る事の出来ない溝をつくり、両家庭に悲劇をもたらす原因となる。
「L' Ordre de Cicéron」シリーズの1巻。
いやぁ、面白かったです。
かなり読むところが沢山あって、決して快適な読みごこちの漫画とは言えないけれど、これだけ、読み応えのあるストーリーなら、納得。
絵、漫画化の手法は、クラシックなBDタイプの漫画。
四角いコマの枠と、白い余白をきっちりと、守って描かれています。
背景などは、丁寧に描きこまれているし、人物も好感が持てる絵柄なのですが、「Angela」のような、大胆なレイアウトの漫画に比べると、少々、単調で、おとなしすぎるといった、印象を受けます。
又、登場人物の顔の描き分け方に少々問題があるのに加え、作中人物の関係が少々複雑なので、、彼らの関係が良く頭に入るまで、時々、表紙の裏にある家系表を見ながら読み進めて行かねばなりませんでした。
だけど、それくらいの苦労など、ちっとも気にならない、BDでは、なかなかお目にかかれない、スケールの大きい、読み応えのあるストーリー。
嫉妬、そして、彼らを利用しようとする回りの思惑、不幸な時代の流れによって、友情が粉々に砕かれ、愛情が憎しみに変わってゆく様子が、ドイツ軍占領下のフランスでのユダヤ人弁護士の運命と合わせて語られています。
この第1巻は、訴訟がメインとなっているので、リーガル・サスペンスがお好きな方は、きっと気に入るのではないかと思いました。 勿論、長編小説の迫力には及びませんが、初期のグリシャムをほのかに思わせるストーリーです。
早く第2巻が読みたい!
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