Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

絵が素敵なフランスの漫画「Carême」最終巻

「Carême, Tome 3 : Leviathan」

careme 3
  ストーリー: Christophe Bec 
 作画 : Paolo Mottura
出版社 : Les Humanoïdes Associés
ISBN-10 : 273161806X
 ISBN-13 : 978-2731618068
表装 : ハードカバー(24x1x31)56頁
 

全体評価 : (3/5)
ストーリー : (2/5)
絵 : (4/5)
フランス語難易度 : (2/5)
読みごこち : (3/5)

* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら



Fidèle Martinien の経営する出版社から出版された、Aristide Boulon という作家が書いた「Poupée de sang.」という作品がベストセラーとなり、Fidèle Martinienの出版社は大発展をとげる。

しかし、病はCarêmeの身体を蝕み続けていた。

「Poupée de sang.」を新大陸にある都市Nouvelle Yorkで、出版する事を計画した、Fidèle は、友人のAimé Carêmeと共に、汽船に乗り、Nouvelle Yorkへ向かう。


Carême の最終巻。

第1巻と第2巻と同様、とても魅力的なグラフィック。
見開きの2頁いっぱいに広がる、雪を抱く山積、
ニューヨークをファンタジー化したような、大都市Nouvelle York、
など、迫力をもって、読者に迫ってくる、優れたグラフック+レイアウトの漫画です。


また、さりげない町の背景などにも、漫画家の優れたグラフック感覚がうかがわれます。


ただ、ストーリーの方は、第2巻に引き続き、少々、単調で、地味すぎるという感じがしました。

掃除機のしがないセールスマンFidèle が、偶然レストランで相席になったAiméと出会ってから、どんどん幸運に恵まれ、出世してゆく話なのですが、私には、Aiméの内面の描写をもっと突っ込んで書いてもらいたかったなぁという不満が残りました。

作画担当のPaolo Mottura 氏は、今後、注目したい漫画家です。

しかし、地味ながらも、まずまずの友情の物語なので、素敵な絵のフランス漫画を読んで見たいという方には、お勧めできる作品だと思います。

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