Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

ダニエル ぺナック著「Monsieur Malaussène」

「Monsieur Malaussène」

著者  : Daniel Pennac
出版社 :Folio (Gallimard)


マロセーヌ家シリーズ第4弾。

人の代りに怒られる、スケープ・ゴートの仕事をしている
マロセーヌ家の長男兼家長の、バンジャマンが、今回は、連続猟奇殺人事件の容疑者に・・・


冒頭は、めちゃ、面白いのですが、全体的には、どこか、いやぁな雰囲気が漂う作品。
シリーズ中、私が一番嫌いな作品です。

マロセーヌ 家シリーズの、あの独特なユーモアと雰囲気は、健在だけど、前の3作と比較するとちょっと、勢いが落ちてしまったみたい。
おまけに、今回は刺青がテーマで、ちょっとグロテスクで、気味が悪い。
ぺナック らしくない、薄気味悪さが後まで残った作品でした。

でも、日本人の私ですら、知らなかった白粉彫りという刺青が作中、出て来るのですが、こんな事まで知っているぺナック氏の博識には、少々、驚かされました。

それでも、この本を読み終わった時、

「ぺナック さん、どうしちゃったのぉ。この本を書いた時、なんか、精神的な悩みでもあったのかしら?」

と、なぜか私は、余計なお世話の心配をしてしまいました。

でも、以上は、私の個人的な感想です。

「どうして? おもしろかったじゃん。」
という人がいた事も書き加えておきます。


この記事は、2005年6月20日に、Yahoo Blog「フランス読書日記」にアップしたものを「フランス読書日記」の閉鎖に伴い、一部加筆の上、本ブログに転載したものです。


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