ダニエル ぺナック著「Des chrétiens et des Maures」
2005-06-17
「Des chrétiens et des Maures」
著者 : Daniel Pennac
出版社 : Gallimard , Collection : Folio
「パパが欲しい」
と、ある朝、目覚めたとたん、マロセーヌ家の10歳になる Le Petit は言った。
Benjamin の、もう一人の弟 Jérémy は、
「父親とは、なくてもなんとかなる仮説の様な存在に過ぎない」
と全然取り合わない。
でも、Le Petit の決心は固く、自分の父親を知るまでは、何も食べないと、ハンガーストライキに直行。
そして、マロセーヌ家の長男で、家長でもある、Benjamin は、Le Petit が生まれるきっかけとなった、奇妙な出来事を回想する。
あれは、10年前、雨の降りしきる中、Benjamin 達は、拷問を受けて、瀕死状態の男を見つけ、かくまう事になったのだった。
マロセーヌ家シリーズの第5弾。
Le monde 紙の夏期特別付録として、書き下ろされた作品。
大きな活字で印刷されたペーパーバック版で全部で 100ページ程度の小品で、シリーズの番外編といった趣の、順番からだと、4作目「Monsieur Malaussène」の次に、書かれた作品。
でも、新聞の夏季特別付録として書き下ろされただけあって、マロセーヌ家シリーズを初めて読む人でも、すぐに、お話の中に入って行ける様に考えられて書かれているので、マロセーヌ家シリーズを読まれた事のない方でも、充分楽しめるし、シリーズをすでに読んだ人ならその倍楽しめるそんな作品です。
もちろん、シリーズを初めから読んだ方が、より、いっそう楽しんでいただけると思いますので、この本が気に入られたら、他のシリーズの本も読まれる事をお勧めいたします。
ちなみに、マロセーヌ家シリーズは、現在、以下6冊が、
Gallimard 社のペーパーバック Collection Folio に入っています。
「Au bonheur des ogres」
「Fée carabine」
「La petite marchande de proses」
「Monsieur Malaussène」
「Les chrétiens et des Maures」
「Aux fruits de la passion」
何しろ短い作品なので、読むときの楽しみが半減されてしまうので、作品をかいつまんで紹介する事は、出来ませんが、ダニエル ぺナック氏独特のユーモアと語り口、ストーリー展開がとても美味で、特にラストが最高な作品でした。
実は、この作品、私が始めて読んだ、マロセーヌ家シリーズの作品なのですが、
「これ、これ、こういうフランスの小説が読みたかったの!」
と、読み終わった時に感じた事を今でも、覚えています。
その後、本格的にマロセーヌ家シリーズを読み始めたのですが、シリーズの魅力となるエッセンスが、ぎっちりと詰め込まれている作品です。
マロセーヌ家シリーズが大好きな方、又シリーズをまだ、読んだことのない方にも、是非、お勧めしたい小品です。
この記事は、2005年6月17日に、Yahoo Blog「フランス読書日記」にアップしたものを「フランス読書日記」の閉鎖に伴い、一部加筆の上、本ブログに転載したものです。
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著者 : Daniel Pennac
出版社 : Gallimard , Collection : Folio
「パパが欲しい」
と、ある朝、目覚めたとたん、マロセーヌ家の10歳になる Le Petit は言った。
Benjamin の、もう一人の弟 Jérémy は、
「父親とは、なくてもなんとかなる仮説の様な存在に過ぎない」
と全然取り合わない。
でも、Le Petit の決心は固く、自分の父親を知るまでは、何も食べないと、ハンガーストライキに直行。
そして、マロセーヌ家の長男で、家長でもある、Benjamin は、Le Petit が生まれるきっかけとなった、奇妙な出来事を回想する。
あれは、10年前、雨の降りしきる中、Benjamin 達は、拷問を受けて、瀕死状態の男を見つけ、かくまう事になったのだった。
マロセーヌ家シリーズの第5弾。
Le monde 紙の夏期特別付録として、書き下ろされた作品。
大きな活字で印刷されたペーパーバック版で全部で 100ページ程度の小品で、シリーズの番外編といった趣の、順番からだと、4作目「Monsieur Malaussène」の次に、書かれた作品。
でも、新聞の夏季特別付録として書き下ろされただけあって、マロセーヌ家シリーズを初めて読む人でも、すぐに、お話の中に入って行ける様に考えられて書かれているので、マロセーヌ家シリーズを読まれた事のない方でも、充分楽しめるし、シリーズをすでに読んだ人ならその倍楽しめるそんな作品です。
もちろん、シリーズを初めから読んだ方が、より、いっそう楽しんでいただけると思いますので、この本が気に入られたら、他のシリーズの本も読まれる事をお勧めいたします。
ちなみに、マロセーヌ家シリーズは、現在、以下6冊が、
Gallimard 社のペーパーバック Collection Folio に入っています。
「Au bonheur des ogres」
「Fée carabine」
「La petite marchande de proses」
「Monsieur Malaussène」
「Les chrétiens et des Maures」
「Aux fruits de la passion」
何しろ短い作品なので、読むときの楽しみが半減されてしまうので、作品をかいつまんで紹介する事は、出来ませんが、ダニエル ぺナック氏独特のユーモアと語り口、ストーリー展開がとても美味で、特にラストが最高な作品でした。
実は、この作品、私が始めて読んだ、マロセーヌ家シリーズの作品なのですが、
「これ、これ、こういうフランスの小説が読みたかったの!」
と、読み終わった時に感じた事を今でも、覚えています。
その後、本格的にマロセーヌ家シリーズを読み始めたのですが、シリーズの魅力となるエッセンスが、ぎっちりと詰め込まれている作品です。
マロセーヌ家シリーズが大好きな方、又シリーズをまだ、読んだことのない方にも、是非、お勧めしたい小品です。
この記事は、2005年6月17日に、Yahoo Blog「フランス読書日記」にアップしたものを「フランス読書日記」の閉鎖に伴い、一部加筆の上、本ブログに転載したものです。
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