Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

フランスの植民地化のコートジボワールが舞台の推理小説

「Outre-mort」
著者 : Jean-François COATMEUR
出版社 : LIV'EDITION


フランス植民地だった、コート・ジボワールが舞台。

木材貿易商の Albert HARLET は、弟より、
「キンキュウジタイ。スグカエレ」
の電報を受け取った。

Abidjan へ帰った Albert は、妻の Roberte が、溺死事故のため、死亡したと知らされる。
Roberte の死因に不審を抱いた Albert は、友人の Max BAUTIERの手を借りて、単独で、捜査を始めた。


ひたすら貧しくい黒人社会から隔離されている、白人社会の中で繰り広げられる、クラシックなタイプのミステリーです。

本の裏表紙の説明とは、裏腹に、プロットには、あまり新しさが見られず、推理小説を、飽きるほど読んでいる私は、初めから、なんとなく、ラストが想像出来てしまいました。

ただ、当時の植民地で、白人が、現地人をどの様に、評価していたかがおぼろげに、見えたのが面白かったですね。

60年代のフランス植民地下にある、アフリカの雰囲気が良く描写されており、プロットより、そちらの方が、ずっと私には、面白く思えました。

肌に汗で、シャツがべっとりくっついてしまう様な、じめじめした暑い雰囲気が伝わってくる、この作品、映像化したら、おもしろい作品なるかもしれないなぁ、と思いました。


この記事は、2005年6月12日に、Yahooブログ「フランス読書日記」にアップしたものを、
「フランス読書日記」の閉鎖に伴い、本ブログに転載したものです。


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