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 2006年ベストセレクション・BD編
2007年01月08日 (月) | 編集 |
去年私が読んで、特に印象に残っている本を、2回に分けて紹介する2006年ベストコレクションの第2回目の今日は、漫画編です。

実は、私は、あまりBDが好きではありませんでした。
「タンタン」「アステリクス」等、フランスで一番売れているといわれているBDを何冊か読んだけど、私は、どうして、こんな漫画に、これ程の人気があるのか理解に苦しみました。
「やっぱりフランス漫画は私に合わない」
と、長い間思っていたのですが、ひょんとしたきっかけで、手に取った「Nauja」 を読んだところ、BDに対する考えが180度、転換しました。

フランス漫画の多くの作品は、日本の漫画と比べると、読むところが多くて、漫画化の仕方がまどろっしいので、日本の漫画を読むのと同じスピードで読むことが出来ず、私は、往々にして、イライラしてしまうのですが、最近出版された作品には、BD嫌いの私にも、読みやすい作品が増えてきたような気がします。

そして、日本の漫画にも引けをとらない、素晴らしい作品に出会うこともあります。
今日は、長年の間BD嫌いだった私を虜にしてしまった、そんな作品をご紹介します。

さて、私が去年紹介した漫画の中で、ベスト5は・・・


 第5位は、

MSFのアフガニスタンでの活躍を描いた、写真と漫画で構成されたルポ漫画
「Le photographe, Tome 2」


 第4位は、

フランスで大人気の女流推理作家のFred VARGAS女史が、漫画家のEdmond Baudoin氏が組んだ、「Les quatre fleuves」
漫画とも、絵入りの小説とも、形容できる、新しいタイプの漫画
ヴァルガス特有のユーモアをBaudoinの漫画でうまく味付けしたとてもオリジナリティーに溢れている作品です。


 第3位は、

「Un peu de fumée bleue...」
ドゥニ ラピエール氏は、私が大好きなBDのシナリスト(原作者)。
彼の作品の中でも、Ruben Pellejero氏と組んだこの作品は、BDの傑作だと思います。



 第2位は、Etienne DAVODEAU氏の、「Le constat」

とても良かったです。
この本を読み終えた時、「いまだかつて、漫画を読んでこれ程感動したことはなかった」と、実感し、「今年のベストワンの漫画はこれに決まり!」だと思いました。
レイアウトの面では、かなり荒削りな感じを受ける作品ですが、スピード感があって、そして、ストーリーが良くて、ラストが圧巻。
エチエンヌ・ダヴォドー氏の作品で、私が一番好きな作品です。
ダヴォドー氏は、「Les mauvaises gens」 が大ヒットしたせいか、最近は、労使関係の作品を主に描いているようですが、私としては、「CHUTE DE VELO」「Le constat」 の様なタイプの作品をもっと描いてもらいたいなぁと切に願っております。


そして、 第1位は、

「Soupe Froide 」

とにかく心を動かされた作品。今でもこの本の事を思い返すと涙が出てきます。
とても読みやすいフランス語で書かれているので、あなたも、どうか、一度読んでみてください。


それから、特に印象に残っているシリーズ作は、

Pandora Box シリーズです。

単作の、優れた作品に出会う事は、時々あるのですが、シリーズ作品の場合、中の1冊が良く出来ていても、他の作品は・・・という物が多い中、「Pandora Box 」シリーズの作品は、どれも、堅固に構成されたストーリーに加え、かなり高いレベルの作画という、バランスの取れた作品ばかりです。
私は、図書館の本を読んだのですが、このシリーズなら、自分で揃えても良かったのに・・・と、私が初めて思ったBDです。



その他、絵、グラフィックといった面では、
Gibrat 氏の
「Le Vol du corbeau」「Le Sursis」

アンダルセン童話を漫画化した 「L'Histoire d'une mère」

が特に印象に残っています。


となりのトトロのパロデイーが入っている「Harry Pottarquin」  を描いた漫画家の手になる、可愛くておばかなキャラクターが魅力的な「Les Garnimos Tome 1 : Opération Bidon」

等も、忘れたくない作品です。



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