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 2006年ベストセレクション・小説編
2007年01月07日 (日) | 編集 |
明けましておめでとうございます。
どうぞ、今年もヨロシクお願いいたします。m(_ _)m

皆様はどんな新年をお過ごしになられましたか?
私の方は、年明けパーティー(といっても、主人の実家で、親戚と一緒にだらだらと大晦日の夜に食事をするだけ)と、親族の新年食事会(といっても、これも又、ただ親戚が集まって1月1日の午後、だらだらと食事するだけ)は、なんとか乗り切ったのですが、その後、しっかり体調を崩して寝込んでしまったため、予定よりブログ再開が遅れてしまいました。
あまり体力がないので、毎年この時期は同様なので、年明けの寝込みは、ほぼ年中行事化しつつあるのですが、いくら慣れたといえ、やはり、とほほの年明けでした。(^^;)

ところで、年の初めは、2006年ベストコレクションと題して、昨年のように、去年私が読んで、特に印象に残っている本を紹介したいと思います。


その第1回目の今日は、小説編です。

ええと、あまり順位をつけるのは、好きじゃないのですが、あえて、昨年中に紹介した本の中でのベスト5を選ぶと次のようになります。


 5位

ええと、5位は2作あります。
どちらも、全くジャンルが違うけれど、最高のエンターテイメント小説です。

「Prenez soin du chien」
フランス人特有の、鋭い人間風刺と適度のブラックユーモアで、味付けされた、風変わりなサスペンス風謎解きもの。このタイプの作品は、ブラックユーモアの配分を誤り、悪趣味になってしまう場合が往々にしてあるのですが、この作品は、そこのところの配分がとてもよく出来ていると思いました。

「Le siècle des chimères, Tome 3 : Les anges de Palerme 」
黒魔術を操り世界の要人たちを操るルーマニア人夫妻を追う、狩人たちが活躍する世界を又にかけたアクション小説「Le siècle des chimères」シリーズの第3巻目。
興奮たっぷりの手に汗握る、エンターテイメント小説でした。


 4位  
「La petite fille de Monsieur Linh 」
フランスでかなり売れた小説。 フランスで売れた作品と、私が「こりゃすごい」と思う作品とはあまり接点がないみたい・・・、と、常日頃思っていたのですが、勿論、この作品のような例外もあります。
センシビリティーに溢れた表現、人間に対するやさしい目線、人の心のひだに、ジンジンと沁み込んでゆき、湖に広がる波紋のように、感動が広がってゆく、作品でした。

 3位  

イスラエル・パレスチナ紛争を描いた大迫力の小説 「L'attentat」 

 2位  

地味な作品で、迫力という点では、「L'attentat」には、遥かに及びませんが、著者の考え方に強く心を動かされた、現在のトルコに生きるアルメニア人にスポットを当てた 
「La huitième colline」

そして、第1位は、  

事実をフィクションをうまく組み合わせて、先進国と第3世界の間の問題にメスを入れた、社会派エンターテイメント・サスペンス 「La quatrième plaie」


こうして見てみると、やっぱり、強いメッセージが含まれている本というのは、やはり、印象に残っている様です。

その他、とても難しい同性愛というテーマを慎み深く、子供向けの小説にした
「Cahier rouge」


独裁政治の元のサッカー選手達の悲しい運命を綴った
「Libre arbitre. Onze histoires loyales ou déloyales du football mondial」

「L'attentat」 の著者であるヤスミナ カドラ氏が現在のイラクを舞台にカミカゼを呼ばれる自爆テロ志願の若者の軌跡を綴った「Les Sirènes de Bagdad」

様々なパリに住む人々の人間模様がとてもよく書けている、連作短編集
「Tu n'est pas seul(e) à être seul(e)」

中国人女スパイとアメリカ人スパイ、若い仏政治家が、パリを舞台に繰り広げる騙しあいのゲームを描いた 「Les conspirateurs」

北極大陸に位置する島で、雪に囲まれ、展開する、限りなく美しく、悲しい愛の物語を優美なフランス語で綴った「Le fou de Printzberg」


等が、印象に残っています。

それから、私が現在最も気に入っているフランス人作家、Tonino BENACQUISTA の作品、
「saga」
「TOUT A L'EGO」

も、是非、このリストに付け加えておきたいと思います。
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