Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

狂牛病の問題をミノタレスの神話になぞらえたBD「パンドラボックス第3巻」

「Pandora Box, Tome 3 : La gourmandise」

pandora 3
  ストーリー: Didier ALCANTE
作画   : Steven DUPRE
着色   : USAGI
出版社 : Dupuis
ISBN-10 : 2800136308
ISBN-13 : 978-2800136301
表装 : ハードカバー(24x1x30) 54頁
 


全体評価 : (4/5)
ストーリー : (5/5)
絵        : (3/5)
フランス語難易度 : (3/5)
読みごこち : (3/5)

* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら


エチオピアの飢餓のため、孤児になったTézéは、フランス人夫妻の養子となった。

それから、約20年後、厚生大臣となった、Tézéの養父は、Tézéをフランス食品衛生委員会(l’AFSSA) の委員長に任命する。

彼が、委員長の地位についてから、新しいタイプの狂牛病に罹った牛が見つかり、狂牛病と同様の症状の患者が、相次いで死亡する。

この新しいタイプの狂牛病で息子を失くした婦人に、Tézéは、この新しい、狂牛病の原因を突き止め、
責任を明確にすることを誓うのだが・・・

パンドラボックス第2巻のタイトルは「La gourmandise (暴食)」 、
元になっているのは、ギリシャ神話の「テーゼとミノタレス」、
テクノロジーとしては、狂牛病の騒ぎを通じて話題を集めた、「人工飼料の使用などに代表される、新しい畜産技術」が取り上げられています。

とっても、リアリティーがあるストーリーでした。

自分達が毎日、口に運んでいるものが、どういう経過で生産されているのかが、曖昧な現在、この手の話には、背筋が冷たくなる思いがします。

私達が毎日食べている肉が、実は、・・・ を食べて育ってきたとしたら・・・
やっぱり、気持ち悪いような気がします。

現在の先進国の食品工業と、それを管理する者達へ鋭い疑問を投げかける内容です。

決して単純なストーリーではなく、少々読むところは多いのですが、滑らかに、漫画化されているので、すんなり理解することが出来ました。
絵の方は、人物の顔の描き方に、改善の余地がある、と言う人もいますが、人物、背景共に、丁寧に書き込まれており、全体的に好感の持てる絵柄です。
社会派タイプの読み応えのあるフランス漫画でした。

 関連記事

 | HOME | 

文字サイズの変更

INDEX

全記事表示

著者名索引

カテゴリー 別索引

お勧めのフランス語の本

多読向きのフランス語の本


Lemon.fr へメッセージを送る


プロフィール

lemon.fr

Author:lemon.fr
日本語の本が入手しづらい環境にありながら、活字中毒症から抜け出す事が出来ないため、フランス語の本を読んでいます。
Lemon.frのもっと詳しいプロフィールを見る


私が実際読んでみて感じたままに、独断と偏見で評価しています。
もし、あなたの評価と違ったらごめんなさい。m(_ _)m


このブログはリンクフリーです。事前に承諾をとらなくて結構です。 
でも、「リンクしたよん」と言って頂けると、とっても嬉しいので、お暇がありましたらご連絡下さい。

本ブログでは、コメント、TBは受け付けておりません。ご意見は、こちらから、お願いします 

本ブログの記事を、引用、転記する場合には、引用元を必ず明記下さるようお願いします。

star



ブログ内検索

カレンダー & アーカイブ

プルダウン 降順 昇順 年別

06月 | 2008年07月 | 08月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


ソーシャルブックマーカー


SEO対策

アマゾン・フランスで本を検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カテゴリー

青空文庫新着(本棚)

今日のレシピ

ホームページ アフィリエイト レンタルサーバーFC2ブログ 専門学校

Template by たけやん