ダニエル・ぺナックの痛快な子供向けの小説
2006-11-11
「Kamo et Moi 」
著者 : Daniel Pennac
出版社 : Gallimard、Folio junior
ISBN-10 : 2070515230
ISBN-13 : 978-2070515233
表装 : ペーパーバック(11x1x18)89頁
全体評価 :
フランス語難易度 :
読みごこち :
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
子供たちのみならず、生徒の父兄からも恐れられているフランス語の教師 Crastaing 先生が、出した宿題は、
「朝、目が覚めたら、自分が大人に、そして、両親が子供になっているのに気づいた・・・」
というテーマで作文を書く事。
なぜか、この宿題が出た次の日から、クラスには、欠席者が続出。
そして、いやいやながら、作文をしたため、翌朝目を覚ました、主人公は、自分が大人になっているのを発見して、パニック。
だけど、良く見てみると、自分の両親は、子供に変わっていたのよね。
はしゃぎまわる両親の面倒を見ながら、何とかこの事態を解決しようと、頭をひねる主人公・・・
以前に紹介した「Kamo, l'Agence Babel 」(この本に関する記事はこちら)と同じ『カモ君シリーズ』に含まれる作品。
実は、著者のダニエル ぺナック氏が教師だった頃、同じお題の作文の宿題を出したそう。
その時の思い出をヒントに書かれた作品と、どこかで読みました。
子供向けに書かれたこの作品を元にして、ぺナック氏は、後に「Messieurs les enfants」という大人向けの小説を書いています。
ぺナック氏がシナリオを担当した同名の映画は、小説発売と映画公開が同時に行われ、当時話題になりました。(この作品は、「子ども諸君
色々と細部を加え膨らませた「Messieurs les enfants」も良かったけれど、私は、この作品もなかなか捨てたモンじゃないと思います。
大人向けに書き直したくらいだから、ペナックさん、この作品、かなりお気に入りなのかもしれませんね。
小学校高学年から中学生向きに書かれている長編なのですが、1章の長さが短めなので、フランス語初心者にも、比較的読みやすい作品なのではないかと思います。
Daniel PENNACの他の著書に関する記事
- 「Cabot-Caboche」

- 「Chagrin d'école」【エッセイ】
- 「Des chrétiens et des Maures」

- 「Le dictateur et le hamac」
- 「Kamo et Moi 」

- 「Kamo, l'Agence Babel 」
- 「Aux fruits de la passion」
- 「Monsieur Malaussène」





