登場人物がみんな動物のフランス製ウエスタン漫画
2006-11-04
「Les Formidables Aventures de Lapinot,
tome 1 : Blacktown 」

著者 : Lewis Trondheim
出版社 : Dargaud
ISBN-10 : 2205049992
ISBN-13 : 978-2205049992
表装 : ハードカバー(1x23x30)46頁
全体評価 :(3/5)
ストーリー :(3/5)
絵 :(2/5)
フランス語難易度 :(2/5)
読みごこち :(4/5)
* 上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい
* この表の見方はこちら
偶然から、ならず者の親分を殺してしまい、ならず者グループに追われる身となった主人公のLapinot こと、ウサギが宿に選んだのは、腹黒い市長と能無しの司法官が牛耳る町、Blacktown だった。
老いぼれアル中のLee将軍が、金の小さい欠片の入った皮袋を持ってウサギが泊まっている旅籠のバーに現れた事から、ウサギは思いがけないごたごたに巻き込まれ、馬泥棒のかどで、絞首刑にされそうになるが・・・
可愛い動物たちが主人公のウエスタンをちょっぴり風刺したユーモア漫画。
だけど、この漫画を、ユーモア漫画と呼ぶのをちょっと躊躇わせてしまうような、ただ笑いを取る事を目的として描かれているのではない、ストーリーを楽しむタイプの風刺系ユーモア漫画です。
漫画の登場人物達は、全部動物。 登場人物が全て動物の漫画では、「Black Sad」が有名ですが、この漫画は、「Black Sad」のように、シリアスにストーリーを語るのではなく、ちょっと横から眺めて、茶化している様な雰囲気があります。
漫画に登場する動物達も、「Black Sad」とは対照的で、シンプルなタッチで描かれています。 主人公のウサギをはじめとして、登場する動物達は、皆、シンプルだけど、くせがなく、好感の持てる顔に描かれています。
絵はシンプルなのですが、ストーリーは、ほんの少しひねりが入っているので、最後まで、退屈する事なく読み通す事が出来ました。
主人公は、スーパーヒーローでも、クールでも、とりわけドジの間抜けでもなく、あまり目立たない普通のウサギなのも、他のBDと違っていて、面白いと思いました。





