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 サン・マロのフランス漫画フェスティヴァル「QUAI DES BULLES」
2005年11月02日 (水) | 編集 |
bulle
image:http://www.quaidesbulles.com/

今日は、モン・サン・ミッシェル、サン・マロ旅行の第3日目。
(1日目と2日目の様子は、Yahoo Blog フランス読書 をご覧ください)
前日に立ち寄った、観光案内所で、今日から3日間、「QUAI DES BULLES」というフランス漫画フェスティヴァルが開かれる事を偶然知り、それなら、今日は、絶対、「QUAI DES BULLES」に行くと決心を固めたのでした。

朝ごはんを済ませたら、早速、観光案内所へ直行。観光案内所のおねえさんに、「QUAI DES BULLES」 について色々話しを聞いて、ついでにチケットを購入。初日の金曜日は、午後14時からという事なので、午前中は、旧市街の教会で開催中のサンペの原画の展示会へ行く事にしました。

この展覧会は、旧市街にある古い教会で開かれていました。シャンデリアや布を使って、古い石造りの教会の中をうまくアレンジしてあり、シンプルだけど、とってもいい雰囲気。
私は、サンペは、プティ・ニコラの挿絵を描いた人と、というイメージが強かったのですが、色々な風刺漫画が沢山、展示されてあり、とっても楽しめました。ただ、漫画の原画なので、大きさが小さいので、一つの作品を一人の人しか見る事が出来ず、他の人が見たい絵を見ている場合は、前の人が作品の中のテキストを読み終わるまで、じっと待ってなければならないのが、ちょっとかったるかったです。
金曜日の午前中だったせいか、館内に、あまり見学者がいなかったから、良かったけれど、そうでなかったら、とてもじゃないけど、ゆっくり見ている事は出来ないんじゃないかと思いました。でも、前の人が見終わって、立ち去る前に「クス」と笑うのが、とても面白かったです。(そういう私も見終わって吹き出していました)

さて、午後は、待ちに待った、「QUAI DES BULLES」。来館者用の駐車場に車を置いて、バスに乗って、会場に着いたら、わぁ、発券所の前は、すでに長蛇の列。でも、すでにチケットを買ってあるので、入り口に直行。入って券を見せると手の甲にスタンプを押してくれる。これで、手を見せるだけで、1日中、出入り自由になるって事みたい。入り口で、Parquet出版のお姉さんが袋を配っている。なんと中には、カタログとBDが1冊。ひやー気前がいいね。後で読んだら、絵は今ひとつだけど、ストーリーは結構面白かったです。Parquet出版の広告戦略に見事はまって、第2巻を読みたくなってしまった。とほほ

「FESTIVAL DE BANDE DESSINEES」に来る人の目的は、その場で、お気に入りの漫画家の本を買って、サインを貰うこと。
私は、フランス漫画は、あまり好きじゃないし、全然詳しくないのですが、そんな私でも、好きな漫画家が2人います。なんと、そのうちの一人が今回の、「QUAI DES BULLES」に来ているという。なんという幸運!!!最近、あまりついていなかったけど、ここ2,3日で運が急上昇したみたい。Youpieeeeeee!そうです、華麗な絵のファンタジー冒険漫画、「NAUJA」の作画を担当したSTANSさんが来ていたのです。\(^o^)/(「NAUJA」の書評はこちら

私がサインを貰うのは、恥ずかしいので、二人の息子に、「NAUJA 第3巻」と新作の「Les Royaumes Engloutis」を持たせて、サイン待ちの列に並ばせました。
サインといっても、ちょこちょこと、自分の名前を書き込む、日本の作家のサイン会とは大違い。
なんと、本のタイトルが載っているページの横の白いページに、作中人物のスケッチを描いてくれるのです。
漫画家によって差があると思いますが、STANSさんは、大体一人に15分くらいかけて、とても丁寧なスケッチをしていました。
「NAUJA」には、鉛筆で元脱走兵の王Rakovの親友(名前は忘れてしもうた)の絵を、「Les Royaumes Engloutis」には、鉛筆で、描いた上、インクで墨を入れた「アロン」の絵を描いてくれました。
そして、なんと「Les Royaumes Engloutis」のアロンの絵の上には、なんと、カタカナで『アロン』と書いてあったのでぇすよぉ。息子の話しによると、他の人にも書いていたとの事だから、もしかしたら、ELIASさん、日本びいきなのかしら?

息子がサインを貰うため、待っている間に、入り口でもらったPaquet出版のカタログを見ていてビ・ビックリ。「NAUJA」って、フランスの作品じゃなくて、スペインの漫画だったのです。
作画担当のELIASさんを初め、ストーリーや着色担当の漫画家は、みんなスペイン人でした。ひぇービックリ。(・o・)
(後で、BDを調べてみると「Les Royaumes Engloutis」には、翻訳者の名前が小さく記入されていたけれど、「NAUJA」の方は、隅から隅まで調べたけれど、どこにも、翻訳者の名前が載っていませんでした、どうして?)
おまけに、Paquet出版のカタログの「NAUJA」のところには、「SERIE COMPLETE」との記入が・・・
お話は、完結には程遠い感じで、終わっているので、まだ、続きがあると思っていたのですが、これで終わり?!(°O°;)
それとも、あまり人気が出なかったので、途中で打ち切りになったのでしょうか???
でも、息子の話によると、来年はじめに、「NAUJA」の第2部の1冊目に当たる4巻が出るという、噂が会場で漂っていたとの事・・・
うぅん、よく分らん。(?_?)
「どうして、サイン貰ったときに、ELIASさんに聞かなかったの?」と問い詰めると、
「フランス語しゃべれないみたいだったよ、それに、絵を描くのに集中していて、話しかけにくい雰囲気だったよ」との事。
無料サービスのファンへのスケッチにすら、そんなに真剣にしてもらえるなんて、フランスのBDファンはとっても幸せね。そういえば、ELIASさん、小柄で、シャイそうな感じの人でした。

「QUAI DES BULLES」は、こういった出版社ブースの他に、漫画家の原画の展示会もありました。

これって、漫画の原画っていうより、芸術作品じゃないの???と言いたくなったのは、スターウォーズの漫画版の作画を担当したMathieu LAUFFRAYの原画展示会での事でした。
スターウォーズの原画には、それほど驚かされなかったけど、ハイティーン向けの、ちょっとホラー的な要素のあるSFファンタジー漫画BD「PROPHET」の原画、特に、表紙用にかかれたカラーの原画が「うひょー!すごい!」と叫びたくなる程、凄い作品。
達者な絵と、アメリカの特殊SF映画のスタッフがはだしで逃げ出したくなる様なコンセプト。久しぶりに目の保養をさせていただきました。
「おばあちゃん、こわいよぉー」と、見に来ていた、少女が思わず叫んでしまった程、ド迫力の絵でした。
これを機会に、LAUFFRAYが作画を担当しているBD「PROPHET」を読んでみようかしら、だけど、後で悪夢を見そう・・・とジレンマに悩む私でした。

その他、タフで、ハードな修道女ばあさん、Marie-Thérèseシリーズの原画展では、大爆笑。等など、と、全部書ききれないけど、大変充実した、半日を終え、帰るため、駐車場への無料往復バスの停留所へ。

漫画出版社の袋を手にした、他の人たちとバスを待っていると、Editions Soleil の袋を持ったおにいさんが、近づいてきて、「『Editions Soleil』のポスターいらんかい?」と私に話しかけてくるではありませんか。V(^o^)V
おにいさんが、ポスターを配っているのを見た周りの人は、オラもオラもと、にいちゃんの回りに集まり、あっという間に袋は空に・・・

「いやあ、なんで、今日はこんなについているんだ!!!」(●^o^●)と思った1日でした。

サン・マロのフランス漫画フェスティヴァル「QUAI DES BULLES」のもっと詳しい様子を知りたい方は、「QUAI DES BULLES」の公式サイト(仏語)
http://www.quaidesbulles.com/  
をご参考ください。




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