「Debout les morts」で大活躍の福音書トリオが再登場
2005-10-19
「Sans feu ni lieu」
著者 : Fred VARGAS
出版社 : J'ai Lu
ISBNコード : 2290353353
表装 : ペーパーバック(11x1x18)282頁
| 本の内容 | ☆☆ | 12/20 |
| フランス語難易度 | ## | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | .すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
元売春婦のMartheの元に、20年以上も会った事のなかったClementが姿を現した。
通りで、客の袖を引いていた頃、Martheは、当時5歳で、父親から冷遇されていたClementの面倒を見た事があった。
少々知恵の足りないClementは、パリを騒がせている連続女性殺人事件の犯人として、警察から追われていたが、Clementの無実を信じたMartheは、Louis Kehlweilerへ相談を持ちかける。
Louisは、Marc の手を借りて事件の真相をつかもうとするのだが、すべての手がかりは、Clementを犯人と示していた。
「Debout les mort」 「Un peu plus loin sur la droite」 の続編です。
この2冊を読んでいると、この作品をより楽しむ事が出来るので、読まれていらっしゃらない方は、先に読まれる様、お勧めします。
「Debout les morts」で大活躍の福音書トリオが再登場。
相変わらす、歴史学者にとって、世間の風は冷たいようで、今回、Marcは、ハウスキーピングのアルバイトを始めました。
Louisに振り回されて事件に巻き込まれていく、お人好しのMarcとその当居人たちの描写が愉快。
「Debout les mort」の様に、声を上げて笑ってしまうことはありませんでしたが、読んでいてとても心地よい気分になり、Vargasワールドで、再び、快適な一時を送ることが出来ました。
Louisは、Lucienが苦手な様ですね。今回、Lucienは、ちょっとしか、顔を出さないけど、やっぱりすごい!
推理小説としてのプロットに目新しさは、感じられませんが、こじんまりと良くまとまっていて、好感の持てる作品でした。
「Debout les morts」の福音書トリオのファンの方には、気に入っていただけるんじゃないかと思います
それから、Clementの話し方は、おもしろくて、読んでいると真似したくなるけど、流暢なフランス語とは、程遠い話し方みたいなので、あまり、真似しない方がいいみたい。
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