Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

大人の汚い世界を垣間見たお嬢さんが主人公のLe Décalogue第6巻

「Le Décalogue, Tome 6 - L'échange」

deca 6
  ストーリー : Frank GIROUD
 作画 : Mounier
 着色 : Faucon, Patricia
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723434389
 ISBN-13 : 978-2723434386
表装 : ハードカバー(24x1x30)54頁


 本の内容☆☆13/20
 フランス語難易度♯♯普通
 読みごごち♪♪♪ すらすら読めました

(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)



1882年6月、エジプトからニューヨークに向かう客船の中、1等客室で、夫、Philippeと共に船旅をしているHebaは、ひょんなきっかけで2等客室に住む、Firouzと知り合う。二人とも、妊娠している事から、二人は意気投合する。ところが、船は嵐に会い、難破し、HebaとPhilippeは、命からがら救出される。

それから、20年後、ニューヨークで社会的地位と富を得たPhilippeは、娘Aliceの20歳の誕生日を祝う盛大なパーティーを催す。
何一つ不自由ない生活を送っているAliceだが、彼女は自分を取り巻く人々に、物足りないものを感じていた。
そんなある日、Aliceは、友人のMegと共に、下町を散歩している時に、偶然足を踏み入れた古本屋で、「Nahik」を見つける。、「Nahik」の中の挿絵が、彼女の家に飾ってある、版画にひどく似通っていることから、Aliceは興味を持ち、この本を買うことにしたのだが・・・

「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。

少々読むところは多いけれど、読みやすく漫画化されている作品でした。

人物の絵は、少々くせがあって私はあまり、好きになれなかったけれど、背景はとても丁寧に書いてあるので、満足。

大人の心の奥に隠されている、汚い部分を、20歳になったばかりのお嬢様が発見する話。
ありふれたテーマだけど、起伏があるストーリー構成になっているので、私は、かなり楽しめました。

このお話を読むとどうして、第5巻で、「Nahik」が、アルメニアにあったのかが、わかるようになっています。

稀本「Nahik」が辿っていった道どりを、逆に、たどっていくという、このシリーズ構成は、とてもおもしろいと思います。

この話によると、この話の前、「Nahik」は、エジプトにあったことになっているので、次回の舞台は、エジプト???

どんどん、「Nahik」の謎の核心に近づいていくみたいで、次の巻を読むのが楽しみです。

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