Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

愛と復讐の板ばさみになる男の姿を描いた「LE DECALOGUE 第5巻」

「Le Décalogue, Tome 5 - Le vengeur」

deca 5
  ストーリー : Frank GIROUD
 作画 : Rocco
 着色 : Faucon, Patricia
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 272343379X
ISBN-13 : 978-2723433792
表装 : ハードカバー(24x1x30)54頁


 本の内容☆☆14/20
 フランス語難易度易しめ
 読みごごち♪♪♪ すらすら読めました

(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)


1922年のベルリンが舞台。
7年前、トルコ人によるアルメニア人虐殺の際に、家族を殺され、たった一人で命からがら逃げ出したMissak Zakarianは、現在逃亡中のアルメニア人虐殺の責任者を見つけ出し、抹殺することを目的とする「 service de la dette 」という名の、シンジゲートの一員となる。

コンスタンティノープルの軍法会議により、死刑の宣告を受け、現在逃亡中の、元秘密警察の責任者、Selim Gunnei と接触するため、Missak Zakarianは、彼の娘、Aya が、通う美術大学にもぐりこむ。

Missak Zakarianは、母親から、受け継いだ、代々家に伝わる、稀本「Nahik」をわなに、稀本のコレクションを趣味としている、 Selim Gunnei をおびき出そうとするのだが・・・、

「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。

「Le Décalogue」第5巻は、前作に続き、戦争によって、憎しみを生きる理由とした人が主人公。
復讐を果たす事だけしか目に入らなかった4巻のMilenaとは違って、この第5巻では、愛と復讐の思いの板ばさみになる、主人公の様子が描かれます。

過去にこだわっていたら、手を伸ばせばつかむ事の出来る幸せを逃してしまう。

だけど、過去に犯した罪の重さすら感じることなく、のうのうと人生を謳歌している者を許しておくことは出来ない。
そんな主人公の切ないジレンマが伝わって来るような作品でした。

以前に、「Nahik」の内容はわからずに、謎は深まるばかり。
ああ、早く次の巻が読みたい!

関連記事

 | HOME | 

文字サイズの変更

INDEX

全記事表示

著者名索引

カテゴリー 別索引

お勧めのフランス語の本

多読向きのフランス語の本


Lemon.fr へメッセージを送る


プロフィール

lemon.fr

Author:lemon.fr
日本語の本が入手しづらい環境にありながら、活字中毒症から抜け出す事が出来ないため、フランス語の本を読んでいます。
Lemon.frのもっと詳しいプロフィールを見る


私が実際読んでみて感じたままに、独断と偏見で評価しています。
もし、あなたの評価と違ったらごめんなさい。m(_ _)m


このブログはリンクフリーです。事前に承諾をとらなくて結構です。 
でも、「リンクしたよん」と言って頂けると、とっても嬉しいので、お暇がありましたらご連絡下さい。

本ブログでは、コメント、TBは受け付けておりません。ご意見は、こちらから、お願いします 

本ブログの記事を、引用、転記する場合には、引用元を必ず明記下さるようお願いします。

star



ブログ内検索

カレンダー & アーカイブ

プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2008年08月 | 09月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -


ソーシャルブックマーカー


SEO対策

アマゾン・フランスで本を検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カテゴリー

青空文庫新着(本棚)

今日のレシピ

ホームページ アフィリエイト レンタルサーバーFC2ブログ 専門学校

Template by たけやん