Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

険しい山頂にそびえるギリシャの僧院が舞台の「Le Décalogue 第3巻」

「Le Décalogue , Tome 3 - Le météore」

deca 3
  ストーリー : Frank GIROUD
 作画 : Charles
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723431908
ISBN-13 : 978-2723431903
表装 : ハードカバー(24x1x30)46頁


 本の内容☆☆11/20
 フランス語難易度♯♯普通
 読みごごち♪♪ まあまあ

(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)



1958年の冬のギリシャが舞台。

精神病院に、サンタクロースに変装した男がクリスマス慰問に訪れた所から、作品は始まる。

一方、高い山の頂上に聳え立つ、修道院に保管されている、謎の稀本「Nahik」を求めて、数人の男たちと、唯一の女性Shelley McGuireで構成されたグループが、高い山の頂上に聳え立つ、修道院へと登山を始める。
そして、その近辺の村では、シリアルキラーによる殺人が相次いで起こる。
やっとのことで、修道院にたどり着いた彼らを、待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった。

「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。

「Le Décalogue」シリーズの第3巻目は、推理小説風に書かれているのですが、推理物として読むには、伏線の敷き方が充分でないような感じがしました。  ストーリー自体は悪くないのですが、私は、読んでいてそこの所、少々拍子抜けしました。
さりげなく、手がかりとなるようなものが一こまでも、作品に書き込まれていたら、もっと満足したのに残念!という読後感が残りました。

緻密なプロットの作品とは言いがたいのだけれど、読むところが比較的多い作品。

背景が丁寧に書かれているのには、好感が持てますが、コマワリの仕方等などが、クラシックなフランス漫画のスタイルで描かれているので、日本の漫画を読みなれている私にとっては、読み心地はあまり良いものではありませんでした。

冬のギリシャの僧院を舞台にした、という意外なアイデアと良く描けている背景画は、評価したいと思いますが、私は、読み心地及び全体的な作品の出来は1,2巻より、いささかレベルダウン、という印象を受けました。
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