Lire en FETE - フランス語の本の読書ガイド

フランスの現代作家の小説、BD(フランス漫画)を中心に、私が読んだフランス語の本を紹介

発想は悪くない漫画なのだけど・・・

「L'Histoire secrete, Tome 1 」

Histoire
  ストーリー  : Jean-Pierre PECAU
 作画    : Igor Kordey
着色    : Carole Beau
出版社 : Delcourt
ISBNコード : 2847896317
表装 : ハードカバー(24x1x32)48頁


 本の内容星なし5/20
 フランス語難易度易しめ
 読みごごち しんどかったです

(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)


紀元前3000年、シャーマンが死ぬ前に、4人の子供たちに、魔法の力が宿った4枚の象牙の札を手渡す。

Dyo には
治癒能力を持つが、おぞましい形状の怪物を生み出し、この世に毒を撒き散らす風を吹かせる力を宿す
Ivoire de la coupe(盃の札)を、

Reka  には、

標的は決して外さない力を宿すが、持つ者を殺戮をまねく狂気の虜としてしまう力を持つ
Ivoire de lance(槍の札)

Aker には、敵をこっぱ微塵にし、王の元に部族を従わせ統一する事を可能とする力を宿すが、それど同時に、罪のない者達を殺め、破壊をもたらす力を持つ
Ivoire de l'epée (剣の札)

Erlin には、うぬぼれに注意すれば、他の3つのカードを護り、理知をもたらす力を持つ、Ivoire de Bouclier
(盾の札)

が、手渡された。

そして、「4枚のカードを同時に使うと、この世に災いがもたらせられるので、決してこの4枚のカードを一緒に使ってはいけない」と、シャーマンは子供たちに、言い聞かせた。


現在7巻まで出ている、歴史の謎を、4枚の魔法の札を交えながら語るシリーズの第1巻目は、旧約聖書に出てくる、モーゼの出エジプト記がテーマです。
私は、この話を、色々な作品を通して読んで知っているので、なんとか、理解する事が出来ましたが、歴史のこのエピソード知らない人は、この漫画を読んで、話について行くのに苦労するのではないかと思いました。
まあ、これは、大抵のフランス人は一般教養として、この話は知っているから、無駄な心配かもしれません。

はっきり言って、お世辞にも、読みやすいと言えない作品。
(もっとも、フランス漫画には、読むのが苦行とすら思えてくる、超・読み辛い作品があるので、これはまだまだ、ましなほうです)

作中人物の顔が良く似ているので、誰が誰だかひと目で分からない。
おまけに、漫画化がフランス漫画的すぎて、とても不親切。

日本の漫画や、もっと読者サービスがいいフランス漫画を読みなれている私には、読むのが少々しんどかった作品です。

私には、日本の漫画や小説を読むスピードで、ふきだしのせりふを読んだだけでは、すんなりストーリが頭に入ってきませんでした。だから、しばしば、前のページに戻って読み直したり、想像で筋を付け足したりしなければならないので、読みながら、イライラしてしまいました。

前にも、何度も書いたけれど、こういうのが、フランス漫画の典型的なパターンらしいので、慣れれば、なんともないのかもしれないけれど、私は「これなら、小説を読んだほうが、よほどまし」、と思ってしまいます。

それから、これは、好みにもよると思うけど、あまり魅力的とは言えない絵。

ストーリーも、歴史的謎を、魔法の力が宿る4枚の象牙の札が持つ魔法の力と絡めて書く、という発想は悪くないけど、1巻を読んだ限りでは、お話は陳腐そのもの。

図書館で借りたから良かったものの、もし、自腹を切って買ったのだったら、机を叩いて「金返せ」と叫びたくなるタイプの本です。
でも、フランスでは、このシリーズは、人気があるみたいですよ。

だから、まあ、ただ単に、好みの問題、私の趣味に合わないだけなのかもしれませんね。

 | HOME | 

文字サイズの変更

INDEX

全記事表示

著者名索引

カテゴリー 別索引

お勧めのフランス語の本

多読向きのフランス語の本


Lemon.fr へメッセージを送る


プロフィール

lemon.fr

Author:lemon.fr
日本語の本が入手しづらい環境にありながら、活字中毒症から抜け出す事が出来ないため、フランス語の本を読んでいます。
Lemon.frのもっと詳しいプロフィールを見る


私が実際読んでみて感じたままに、独断と偏見で評価しています。
もし、あなたの評価と違ったらごめんなさい。m(_ _)m


このブログはリンクフリーです。事前に承諾をとらなくて結構です。 
でも、「リンクしたよん」と言って頂けると、とっても嬉しいので、お暇がありましたらご連絡下さい。

本ブログでは、コメント、TBは受け付けておりません。ご意見は、こちらから、お願いします 

本ブログの記事を、引用、転記する場合には、引用元を必ず明記下さるようお願いします。

star



ブログ内検索

カレンダー & アーカイブ

プルダウン 降順 昇順 年別

06月 | 2008年07月 | 08月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


ソーシャルブックマーカー


SEO対策

アマゾン・フランスで本を検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カテゴリー

青空文庫新着(本棚)

今日のレシピ

ホームページ アフィリエイト レンタルサーバーFC2ブログ 専門学校

Template by たけやん