発想は悪くない漫画なのだけど・・・
2006-04-19
「L'Histoire secrete, Tome 1 」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
紀元前3000年、シャーマンが死ぬ前に、4人の子供たちに、魔法の力が宿った4枚の象牙の札を手渡す。
Dyo には
治癒能力を持つが、おぞましい形状の怪物を生み出し、この世に毒を撒き散らす風を吹かせる力を宿す
Ivoire de la coupe(盃の札)を、
Reka には、
標的は決して外さない力を宿すが、持つ者を殺戮をまねく狂気の虜としてしまう力を持つ
Ivoire de lance(槍の札)
Aker には、敵をこっぱ微塵にし、王の元に部族を従わせ統一する事を可能とする力を宿すが、それど同時に、罪のない者達を殺め、破壊をもたらす力を持つ
Ivoire de l'epée (剣の札)
Erlin には、うぬぼれに注意すれば、他の3つのカードを護り、理知をもたらす力を持つ、Ivoire de Bouclier
(盾の札)
が、手渡された。
そして、「4枚のカードを同時に使うと、この世に災いがもたらせられるので、決してこの4枚のカードを一緒に使ってはいけない」と、シャーマンは子供たちに、言い聞かせた。
現在7巻まで出ている、歴史の謎を、4枚の魔法の札を交えながら語るシリーズの第1巻目は、旧約聖書に出てくる、モーゼの出エジプト記がテーマです。
私は、この話を、色々な作品を通して読んで知っているので、なんとか、理解する事が出来ましたが、歴史のこのエピソード知らない人は、この漫画を読んで、話について行くのに苦労するのではないかと思いました。
まあ、これは、大抵のフランス人は一般教養として、この話は知っているから、無駄な心配かもしれません。
はっきり言って、お世辞にも、読みやすいと言えない作品。
(もっとも、フランス漫画には、読むのが苦行とすら思えてくる、超・読み辛い作品があるので、これはまだまだ、ましなほうです)
作中人物の顔が良く似ているので、誰が誰だかひと目で分からない。
おまけに、漫画化がフランス漫画的すぎて、とても不親切。
日本の漫画や、もっと読者サービスがいいフランス漫画を読みなれている私には、読むのが少々しんどかった作品です。
私には、日本の漫画や小説を読むスピードで、ふきだしのせりふを読んだだけでは、すんなりストーリが頭に入ってきませんでした。だから、しばしば、前のページに戻って読み直したり、想像で筋を付け足したりしなければならないので、読みながら、イライラしてしまいました。
前にも、何度も書いたけれど、こういうのが、フランス漫画の典型的なパターンらしいので、慣れれば、なんともないのかもしれないけれど、私は「これなら、小説を読んだほうが、よほどまし」、と思ってしまいます。
それから、これは、好みにもよると思うけど、あまり魅力的とは言えない絵。
ストーリーも、歴史的謎を、魔法の力が宿る4枚の象牙の札が持つ魔法の力と絡めて書く、という発想は悪くないけど、1巻を読んだ限りでは、お話は陳腐そのもの。
図書館で借りたから良かったものの、もし、自腹を切って買ったのだったら、机を叩いて「金返せ」と叫びたくなるタイプの本です。
でも、フランスでは、このシリーズは、人気があるみたいですよ。
だから、まあ、ただ単に、好みの問題、私の趣味に合わないだけなのかもしれませんね。
ストーリー : Jean-Pierre PECAU
作画 : Igor Kordey
着色 : Carole Beau
出版社 : Delcourt
ISBNコード : 2847896317
表装 : ハードカバー(24x1x32)48頁
| 本の内容 | 星なし | 5/20 |
| フランス語難易度 | # | 易しめ |
| 読みごごち | ♪ | しんどかったです |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
紀元前3000年、シャーマンが死ぬ前に、4人の子供たちに、魔法の力が宿った4枚の象牙の札を手渡す。
Dyo には
治癒能力を持つが、おぞましい形状の怪物を生み出し、この世に毒を撒き散らす風を吹かせる力を宿す
Ivoire de la coupe(盃の札)を、
Reka には、
標的は決して外さない力を宿すが、持つ者を殺戮をまねく狂気の虜としてしまう力を持つ
Ivoire de lance(槍の札)
Aker には、敵をこっぱ微塵にし、王の元に部族を従わせ統一する事を可能とする力を宿すが、それど同時に、罪のない者達を殺め、破壊をもたらす力を持つ
Ivoire de l'epée (剣の札)
Erlin には、うぬぼれに注意すれば、他の3つのカードを護り、理知をもたらす力を持つ、Ivoire de Bouclier
(盾の札)
が、手渡された。
そして、「4枚のカードを同時に使うと、この世に災いがもたらせられるので、決してこの4枚のカードを一緒に使ってはいけない」と、シャーマンは子供たちに、言い聞かせた。
現在7巻まで出ている、歴史の謎を、4枚の魔法の札を交えながら語るシリーズの第1巻目は、旧約聖書に出てくる、モーゼの出エジプト記がテーマです。
私は、この話を、色々な作品を通して読んで知っているので、なんとか、理解する事が出来ましたが、歴史のこのエピソード知らない人は、この漫画を読んで、話について行くのに苦労するのではないかと思いました。
まあ、これは、大抵のフランス人は一般教養として、この話は知っているから、無駄な心配かもしれません。
はっきり言って、お世辞にも、読みやすいと言えない作品。
(もっとも、フランス漫画には、読むのが苦行とすら思えてくる、超・読み辛い作品があるので、これはまだまだ、ましなほうです)
作中人物の顔が良く似ているので、誰が誰だかひと目で分からない。
おまけに、漫画化がフランス漫画的すぎて、とても不親切。
日本の漫画や、もっと読者サービスがいいフランス漫画を読みなれている私には、読むのが少々しんどかった作品です。
私には、日本の漫画や小説を読むスピードで、ふきだしのせりふを読んだだけでは、すんなりストーリが頭に入ってきませんでした。だから、しばしば、前のページに戻って読み直したり、想像で筋を付け足したりしなければならないので、読みながら、イライラしてしまいました。
前にも、何度も書いたけれど、こういうのが、フランス漫画の典型的なパターンらしいので、慣れれば、なんともないのかもしれないけれど、私は「これなら、小説を読んだほうが、よほどまし」、と思ってしまいます。
それから、これは、好みにもよると思うけど、あまり魅力的とは言えない絵。
ストーリーも、歴史的謎を、魔法の力が宿る4枚の象牙の札が持つ魔法の力と絡めて書く、という発想は悪くないけど、1巻を読んだ限りでは、お話は陳腐そのもの。
図書館で借りたから良かったものの、もし、自腹を切って買ったのだったら、机を叩いて「金返せ」と叫びたくなるタイプの本です。
でも、フランスでは、このシリーズは、人気があるみたいですよ。
だから、まあ、ただ単に、好みの問題、私の趣味に合わないだけなのかもしれませんね。
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