仏女流劇作家による現代小説
「Dans la luge d'Arthur Schopenhauer」
著者 : Yasmina REZA
出版社 : Albin Michel
ISBN-10 : 2226158391
ISBN-13 : 978-2226158390
表装 : ソフトカバー(11x18) 120頁
| 本の内容 | 5/20 | |
| フランス語難易度 | ### | ちょっと難しめ? |
| 読みごごち | ♪ | しんどかっったです |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
ドイツの文学賞 "Welt"賞 を受賞することが確定した(授賞式は、11月14日)劇作家兼、小説家の、Yasmina REZAにより書かれた、ペーパーバックサイズで、大きな文字で約100頁ほどの小品。
この本は、初老にさしかかると思われる女性、Nadine Chipmanと、その夫で、精神に異常をきたしているAriel Chipman、彼らの友人で、法律コンサルタントのSerge Othon Weilと精神医の4人による、8つのモノローグで、構成されています。
4人の作中人物は、自分の中に渦巻いている、毎日の生活の中で感じた疑問を言葉で表現していきます。
読んでいると、誰の頭がおかしいのかわからなくなり、誰も彼も、みんな、ちょっと精神に異常をきたしているような印象をうけます。
私は、Sergeの製造拠点の海外移転問題に関する指摘は、なかなか面白いと思いましたけど、それ以外は、
「こいつら、何、わけのわからんことをぐじゃぐじゃ言っているんじゃ」
と、叫びたい気分になりました。
現代文学とか、実験小説といった雰囲気がちらっと漂うような作品。
私は、あまり好きになれませんでしたが、一部のフランス人批評家の間では、高い評価を受けているようです。
2005年9月9日付けの「Le monde des LIVRES」に、この本並びにYasmina REZAが取り上げられていました。
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