フランスでロングセラーの、ちょっと洒落たラブストーリー
2006-04-07
「Et si c'était vrai...」
著者 : Marc Levy
出版社 : Pocket
ISBNコード : 2266104535
表装 : ペーパーバック(11x2x18) 256頁
| 本の内容 | ☆☆ | 13/20 |
| フランス語難易度 | ## | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
舞台はサンフランシスコ。建築家のアーサーが、引っ越ししたばかりのアパートで、お風呂に入っていると、バスルームのクロゼットの
中から歌声が、聞こえてきるではありませんか。
不審に思い、クロゼットを開けるとそこには、若い女性がいました。
彼女は、ローレンと言う名で、以前にこのアパートに住んでいたが、交通事故に会い、現在病院で、昏睡状態にあるとアーサーに語ります。
初めは、この事実を受入れる事が出来なかったアーサーですが、自分でも気づかぬうちに、他人には見る事、聞く事の出来ないローレンに、心を開く様になります。
この奇妙な関係が、主人公の日常の一部となり初めた頃、ローレンが入院する病院の主治医は、ローレンの母親に安楽死を勧めたから大変・・・
アメリカの映画制作会社Dreamworksが、「Just like a heaven」のタイトルで映画化した、マーク レヴィの処女作です。
処女作であるにもかかわらず、本作品が、ベストセラーとなった著者は、一気にフランスの売れっ子作家の仲間入りをしました。
とにかく、読みやすくて、テンポが良いので、すらすらと読めてしまった作品。
ただ、読みはじめから、なんとなく結末が想像出来てしまうのが残念でした。だけど、途中、ロマンチックな場面、コミカル、どたばた、などなど、色々ありで、声を上げて笑ってしまったり、しんみりしたりと、結構楽しめました。
著者はアメリカで生活していた事があるせいか、フランス的というより、アメリカの都会の香りがするラブロマンスです。
フランス的な作品を期待されている方は、その点、少々がっかりさるかもしれませんが、ちょっと、洒落たラブストーリーを読んでみたいなぁと、お思いの方には、お勧め出来るのではないかと思います。
本書は、早川書房より、「夢でなければ」のタイトルの邦訳が出版されている様です。
この本の邦訳はこちら
この記事は以前メーリングリスト「本の出張所」に投稿したものを一部修正、加筆したものです。
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