「Le Décalogue , Tome 11 - Le XIe Commandement 」
2006-07-31
「Le Décalogue, tome 11 - Le XIe Commandement」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
Decalogue シリーズの11冊目に当たる作品で、全シリーズの補足的な役割を占める1冊。
100歳を迎えたDecalogue シリーズ第5巻の主人公のMissak ZAKARIAN の 書簡で、この作品は始まります。
アメリカで ZAK という名のファーストフードチェーン店を創立し、富を築いた Missak は、書物に詳しく、フランスで出版社を経営するGeorges d'Areval に、彼の人生の中で、忘れる事の出来ない思い出を残した1冊の書物「Nahik」について調査するように、依頼します。
この本は、
Georges d'Areval がMissak ZAKARIAN に宛てた調査結果報告及び資料、
Missak ZAKARIAN の返信、
当時の状況を説明した、8〜12ページの5篇の漫画
で、構成されています。
Decalogue シリーズの中の1冊だけど、漫画になっているのは、全体の約半分で、それ以外は、Georges d'Areval のメール、資料の抜粋等の、テキストとなっています。
テキスト部分は、難しくない、とても読みやすいフランス語で書かれていますが、1巻〜10巻の様な漫画本だと、思って、この本を買うと、がっかりするかもしれません。
この作品で取り上げられているのは、
第5巻のMissak ZAKARIAN 及び、Ayla Gunnrï のその後、
9巻の Fernand Denouettesの過去
7,8巻に登場する、Hector Nadal, Alexandre Fleury, Ninon, Hortense についての補足的な説明及び、Hector、Eugène のその後、
Alexandre Fleury と Ninon の間に生まれた Benjaman のその後、
6巻に登場する Alice の父についてと、Alice のその後、
そして、4巻のSafet Mulabdic と、彼を取り巻く人々について
又、それに加えて、本編のテーマとなっている、政治的、歴史的出来事について、簡潔でわかりやすい説明が所々挿入されています。 ですから、本編をより良く理解するための手助けになる1冊だと思います。
本編では、ページ数、ストーリー構成のため、取り上げる事の出来なかった作中人物についての細かい事実が、この第11巻目を読んでいくうちに、明らかになって行き、著者のストーリー構成の、緻密さを伺うことが出来ます。
本編を読んだけど、歴史的背景がわからないので、あまり良くわからなかった、という人や、シリーズの各巻の登場人物のその後が気になって仕方がないという人に、お勧めしたい作品です。
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Rocco, Rollin, Faure, TBC, Mounier
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723444791
ISBN-13 : 978-2723444798
表装 : ハードカバー(24x1x30)94頁
| 本の内容 | ☆☆ | 15/20 |
| フランス語難易度 | ## | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
Decalogue シリーズの11冊目に当たる作品で、全シリーズの補足的な役割を占める1冊。
100歳を迎えたDecalogue シリーズ第5巻の主人公のMissak ZAKARIAN の 書簡で、この作品は始まります。
アメリカで ZAK という名のファーストフードチェーン店を創立し、富を築いた Missak は、書物に詳しく、フランスで出版社を経営するGeorges d'Areval に、彼の人生の中で、忘れる事の出来ない思い出を残した1冊の書物「Nahik」について調査するように、依頼します。
この本は、
Georges d'Areval がMissak ZAKARIAN に宛てた調査結果報告及び資料、
Missak ZAKARIAN の返信、
当時の状況を説明した、8〜12ページの5篇の漫画
で、構成されています。
Decalogue シリーズの中の1冊だけど、漫画になっているのは、全体の約半分で、それ以外は、Georges d'Areval のメール、資料の抜粋等の、テキストとなっています。
テキスト部分は、難しくない、とても読みやすいフランス語で書かれていますが、1巻〜10巻の様な漫画本だと、思って、この本を買うと、がっかりするかもしれません。
この作品で取り上げられているのは、
第5巻のMissak ZAKARIAN 及び、Ayla Gunnrï のその後、
9巻の Fernand Denouettesの過去
7,8巻に登場する、Hector Nadal, Alexandre Fleury, Ninon, Hortense についての補足的な説明及び、Hector、Eugène のその後、
Alexandre Fleury と Ninon の間に生まれた Benjaman のその後、
6巻に登場する Alice の父についてと、Alice のその後、
そして、4巻のSafet Mulabdic と、彼を取り巻く人々について
又、それに加えて、本編のテーマとなっている、政治的、歴史的出来事について、簡潔でわかりやすい説明が所々挿入されています。 ですから、本編をより良く理解するための手助けになる1冊だと思います。
本編では、ページ数、ストーリー構成のため、取り上げる事の出来なかった作中人物についての細かい事実が、この第11巻目を読んでいくうちに、明らかになって行き、著者のストーリー構成の、緻密さを伺うことが出来ます。
本編を読んだけど、歴史的背景がわからないので、あまり良くわからなかった、という人や、シリーズの各巻の登場人物のその後が気になって仕方がないという人に、お勧めしたい作品です。
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- 「Le Décalogue, Tome 5 - Le vengeur」
- 「Le Décalogue, Tome 6 - L'échange」
- Le Décalogue, Tome 7 - Les conjurés」
- 「Le Décalogue, Tome 8 - Nahik」
- 「Le Décalogue, Tome 9 - Le papyrus de Kom-Ombo」
- 「Le Décalogue, tome 10 - La dernière sourate」
デカログの謎が明らかになる「LE DECALOGUE 第10巻」
2006-07-30
「LE Décalogue, Tome 10 - La dernière sourate」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
マホメットの死から20年を経た652年、アラブ帝国は、エジプト人、ペルシャ人、シリア人、リバン人、アフガニスタン人等の多種の人種を一つの国の元に統合することに成功した。 この多様な価値観を持つ人種の人民を一つにまとめる事が出来るのは、マホメットが教えを説いた宗教のみであった。
カリフのUthmân は、あちらこちらにちらばっている、このマホメットの教えを集め、統合したものを、書物として残すことを計画する。
そして、民間に伝わっている、信憑性のある、マホメットの教えを収集するよう、何人かの者をあちらこちらに派遣する。
Uthmân の命を受けた調査団の隊長の Tayeb Abou Tayeb は、マホメットの教えを調査しているうちに、ある部族が住む村に、たどり着く。
その村に住む者たちは、マホメットの最後の遺志を印した10つの教えというものを信じており、そのため、迫害を受けていた。
その村に住む、マホメットと行動を共にしていた男の娘、Mahdjubah は、この10つの教えは、マホメット自身が、らくだの骨に、書き記したたものであり、問題の骨は、彼女の父が殺されたときに紛失したと、Tayeb Abou Tayeb に教える。
Tayeb Abou Tayeb と、Mahdjubah は、らくだの骨を捜しに、彼女がかつて父と共に暮らしていた村へ赴く。
Decalogue シリーズの第10巻目。
この巻で、やっと、Decalogue に関する秘密が全て明らかになります。
ストーリーは、読むときの楽しみが少なくなってしまうので、詳しく書けないのが残念ですが、私は、シリーズの最後のしめくくりにふさわしいラストだと思いました。
ストーリーはなかなか悪くないのですが、私は、絵柄ならびに漫画化の仕方があまり好きになれませんでした。
私が苦手なクラシックなフランス漫画のスタイルで書かれている上、ごちゃごちゃしていて、あまり、読みやすいとは言えない作品でした。
当時の政治状況等を並行して説明しないと、ストーリーを完全に理解することが出来ないので、説明が多くなってしまうのは、仕方がない事かもしれませんが、
「もっと読みやすく漫画化する事ができたのではないかしら?」
という不満が最後まで残りました。
それから、これは、好みによると思いますが、絵の方も、私には、魅力的だと言いがたいような気がしました。
最後まで読んで、このシリーズは、ジグゾーパズルのような構成になっているのに気づきました。この巻を読み終わり、パズルの真ん中のパーツが埋まった様な気がしました。
このDecalogue シリーズを完全に、把握するため、今度は、時の流れに沿って、10巻から逆の順番で、第1巻まで、読み返してみたくなりました。
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Franz
着色 : Paul
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723435733
ISBN-13 : 978-2723435734
表装 : ハードカバー(24x1x30)55頁
| 本の内容 | ☆☆ | 12/20 |
| フランス語難易度 | ## | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪ | まあまあ |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
マホメットの死から20年を経た652年、アラブ帝国は、エジプト人、ペルシャ人、シリア人、リバン人、アフガニスタン人等の多種の人種を一つの国の元に統合することに成功した。 この多様な価値観を持つ人種の人民を一つにまとめる事が出来るのは、マホメットが教えを説いた宗教のみであった。
カリフのUthmân は、あちらこちらにちらばっている、このマホメットの教えを集め、統合したものを、書物として残すことを計画する。
そして、民間に伝わっている、信憑性のある、マホメットの教えを収集するよう、何人かの者をあちらこちらに派遣する。
Uthmân の命を受けた調査団の隊長の Tayeb Abou Tayeb は、マホメットの教えを調査しているうちに、ある部族が住む村に、たどり着く。
その村に住む者たちは、マホメットの最後の遺志を印した10つの教えというものを信じており、そのため、迫害を受けていた。
その村に住む、マホメットと行動を共にしていた男の娘、Mahdjubah は、この10つの教えは、マホメット自身が、らくだの骨に、書き記したたものであり、問題の骨は、彼女の父が殺されたときに紛失したと、Tayeb Abou Tayeb に教える。
Tayeb Abou Tayeb と、Mahdjubah は、らくだの骨を捜しに、彼女がかつて父と共に暮らしていた村へ赴く。
Decalogue シリーズの第10巻目。
この巻で、やっと、Decalogue に関する秘密が全て明らかになります。
ストーリーは、読むときの楽しみが少なくなってしまうので、詳しく書けないのが残念ですが、私は、シリーズの最後のしめくくりにふさわしいラストだと思いました。
ストーリーはなかなか悪くないのですが、私は、絵柄ならびに漫画化の仕方があまり好きになれませんでした。
私が苦手なクラシックなフランス漫画のスタイルで書かれている上、ごちゃごちゃしていて、あまり、読みやすいとは言えない作品でした。
当時の政治状況等を並行して説明しないと、ストーリーを完全に理解することが出来ないので、説明が多くなってしまうのは、仕方がない事かもしれませんが、
「もっと読みやすく漫画化する事ができたのではないかしら?」
という不満が最後まで残りました。
それから、これは、好みによると思いますが、絵の方も、私には、魅力的だと言いがたいような気がしました。
最後まで読んで、このシリーズは、ジグゾーパズルのような構成になっているのに気づきました。この巻を読み終わり、パズルの真ん中のパーツが埋まった様な気がしました。
このDecalogue シリーズを完全に、把握するため、今度は、時の流れに沿って、10巻から逆の順番で、第1巻まで、読み返してみたくなりました。
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「Nahik」の謎が明かされる「Le Décalogue 第9巻」
2006-06-20
「Le Décalogue, Tome 9 - Le papyrus de Kom-Ombo」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1798年、ナポレオンのエジプト遠征に加わった、Eugène Nadal指揮官と、アラブ文化に精通して、絵と文才に長けているFernand Desnouettesの二人が、この作品の主人公。
彼らの分隊は、Kôm-Ombo砂漠でマムルーク人の兵士達の追撃に合い、Eugèneは、負傷してしまう。Fernand は、負傷したEugèneを連れ、それと知らずにThotの迷宮の中へ逃げ込む。
数日後、目を覚ましたNadalは、自分が伝説の聖地にいることに気づく。彼が気を失っている間、Fernand はNadalを馬背に乗せ、迷宮を彷徨っているところを、この伝説の町の住人に助けられ、聖地とよばれているこの町までたどり着いたのだった。
町の住人達の治療を受け、傷をいやすNadalに、Desnouettesは、住人達が宝として大事に保管しているらくだの骨と、イスラム教の教祖マホメットの遺志を古代アラビア語でしたためたパピルスを見せる。
この書物がイスラム教を信仰する人々の目に触れたなら、フランス軍によるエジプト制覇が、楽に行えると信じたNadalは、この書物を町から持ち出そうと画策する。
いよいよ、核心に近づいてきた、「Le Decalogue」シリーズの第9巻目です。
「Nahik」についての謎の大部分が、この巻で明らかになります。
この巻には、今まで「Nahik」が辿ってきた年表がついているので、「Nahik」の本ならびに、手書き原稿、挿絵等がどの様に、人々の手を経てきたのかが人目で分かるようになっています。
人物の描き方には、少々くせがありますが、風景がセンスよくかつ丁寧に書き込まれている好感の持てる絵柄です。
読むところがちょっと多めですが、7,8巻と比べるとずっと読む易くなっています。初めの部分は、いささか読みにくい感じを受けましたが、中ほどからは、話が一気に展開するので、グングンと話に引き込まれていきました。
「Le Decalogue」シリーズのストーリーの要となる話なので、ファンなら是非読んでおきたい1冊だと思います。
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Michel Faure
着色 : Jean-Jacques Chagnaud
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723435725
ISBN-13 : 978-2723435727
表装 : ハードカバー(24x1x30)54頁
| 本の内容 | ☆☆☆ | 16/20 |
| フランス語難易度 | ♯♯ | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | まあまあ |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1798年、ナポレオンのエジプト遠征に加わった、Eugène Nadal指揮官と、アラブ文化に精通して、絵と文才に長けているFernand Desnouettesの二人が、この作品の主人公。
彼らの分隊は、Kôm-Ombo砂漠でマムルーク人の兵士達の追撃に合い、Eugèneは、負傷してしまう。Fernand は、負傷したEugèneを連れ、それと知らずにThotの迷宮の中へ逃げ込む。
数日後、目を覚ましたNadalは、自分が伝説の聖地にいることに気づく。彼が気を失っている間、Fernand はNadalを馬背に乗せ、迷宮を彷徨っているところを、この伝説の町の住人に助けられ、聖地とよばれているこの町までたどり着いたのだった。
町の住人達の治療を受け、傷をいやすNadalに、Desnouettesは、住人達が宝として大事に保管しているらくだの骨と、イスラム教の教祖マホメットの遺志を古代アラビア語でしたためたパピルスを見せる。
この書物がイスラム教を信仰する人々の目に触れたなら、フランス軍によるエジプト制覇が、楽に行えると信じたNadalは、この書物を町から持ち出そうと画策する。
いよいよ、核心に近づいてきた、「Le Decalogue」シリーズの第9巻目です。
「Nahik」についての謎の大部分が、この巻で明らかになります。
この巻には、今まで「Nahik」が辿ってきた年表がついているので、「Nahik」の本ならびに、手書き原稿、挿絵等がどの様に、人々の手を経てきたのかが人目で分かるようになっています。
人物の描き方には、少々くせがありますが、風景がセンスよくかつ丁寧に書き込まれている好感の持てる絵柄です。
読むところがちょっと多めですが、7,8巻と比べるとずっと読む易くなっています。初めの部分は、いささか読みにくい感じを受けましたが、中ほどからは、話が一気に展開するので、グングンと話に引き込まれていきました。
「Le Decalogue」シリーズのストーリーの要となる話なので、ファンなら是非読んでおきたい1冊だと思います。
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- 「Le Décalogue, Tome 6 - L'échange」
- Le Décalogue, Tome 7 - Les conjurés」
- 「Le Décalogue, Tome 8 - Nahik」
- 「Le Décalogue, Tome 9 - Le papyrus de Kom-Ombo」
- 「Le Décalogue, tome 10 - La dernière sourate」
- 「Le Décalogue, Tome 11 - Le XIe Commandement 」
「Nahik」の執筆経過が明らかになる「Le Décalogue 第8巻」
2006-06-19
「Le Décalogue, Tome 8 - Nahik」

(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1813年のBergenstadtでの、戦いで、負傷した、le Général Alexandre Fleuryと、その妻、Ninonと、息子Benjamin、は、フランスに住んでいる著名な作家であるNinonの弟(兄?)Hectorの屋敷に、一時、居候することになった。
Hectorは、屋敷の塔の一室に、精神に異常をきたした兄のEugèneを住まわせていた。Ninonの事がわかり、とてもやさしい表情をうかべるEugèneだが、彼は、夜毎に奇声を発して、Ninon達の眠りを妨げた。
Eugèneの病を治療すると同時に、彼がたびたび発する「Nahik」という言葉の意味を知るため、Ninonは、催眠術を使う著名な精神医、Vauvertを屋敷に招く。
この巻も、7巻と同様、読むところが、少々多めの作品です。
でも、第7巻を読んだ後なので、免疫が出来ていたせいか、それほど、読むのに苦痛を感じませんでした。
なかなか、起伏に富んでいるストーリーなので、読んでいて退屈しませんでした。
絵も、人物のキャラクターや、感情がうまく表現されているし、背景もとても丁寧に書かれているので、好感が持てます。
書物として、「Nahik」が、どの様な経過で出版されたのかが明確になった第7巻より、さらに「Nahik」の謎の核心へ近づいて行き、この第8巻では、「Nahik」の原稿が同様な経過で書かれたのかが、明らかになります。
「Nahik」の内容についての鍵は、この作品に出てくるEugèneが握っているのだと思いますが、それについては、9巻で明らかになるのではないかと思います。
9巻を読むのが楽しみ!
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Rollin
着色 : Jean-Jacques Chagnaud
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723435717
ISBN-13 : 978-2723435710
表装 : ハードカバー(24x1x30)56頁
| 本の内容 | ☆☆ | 13/20 |
| フランス語難易度 | ♯♯ | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪ | まあまあ |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1813年のBergenstadtでの、戦いで、負傷した、le Général Alexandre Fleuryと、その妻、Ninonと、息子Benjamin、は、フランスに住んでいる著名な作家であるNinonの弟(兄?)Hectorの屋敷に、一時、居候することになった。
Hectorは、屋敷の塔の一室に、精神に異常をきたした兄のEugèneを住まわせていた。Ninonの事がわかり、とてもやさしい表情をうかべるEugèneだが、彼は、夜毎に奇声を発して、Ninon達の眠りを妨げた。
Eugèneの病を治療すると同時に、彼がたびたび発する「Nahik」という言葉の意味を知るため、Ninonは、催眠術を使う著名な精神医、Vauvertを屋敷に招く。
この巻も、7巻と同様、読むところが、少々多めの作品です。
でも、第7巻を読んだ後なので、免疫が出来ていたせいか、それほど、読むのに苦痛を感じませんでした。
なかなか、起伏に富んでいるストーリーなので、読んでいて退屈しませんでした。
絵も、人物のキャラクターや、感情がうまく表現されているし、背景もとても丁寧に書かれているので、好感が持てます。
書物として、「Nahik」が、どの様な経過で出版されたのかが明確になった第7巻より、さらに「Nahik」の謎の核心へ近づいて行き、この第8巻では、「Nahik」の原稿が同様な経過で書かれたのかが、明らかになります。
「Nahik」の内容についての鍵は、この作品に出てくるEugèneが握っているのだと思いますが、それについては、9巻で明らかになるのではないかと思います。
9巻を読むのが楽しみ!
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- 「Le Décalogue, Tome 3 - Le météore」
- 「Le Décalogue, Tome 4 - Le serment」

- 「Le Décalogue, Tome 5 - Le vengeur」
- 「Le Décalogue, Tome 6 - L'échange」
- 「Le Décalogue, Tome 7 - Les conjurés」
- 「Le Décalogue, Tome 8 - Nahik」
- 「Le Décalogue, Tome 9 - Le papyrus de Kom-Ombo」
- 「Le Décalogue, tome 10 - La dernière sourate」
- 「Le Décalogue, Tome 11 - Le XIe Commandement 」
「Nahik」の出版経過が明らかになる「Le Décalogue 第7巻」
2006-06-19
「Le Décalogue, Tome 7 - Les conjurés」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
戦闘で受けた傷により、車椅子での生活を余儀なくされている Alexandre Fleury将軍の若い妻、Hortense Fleury がこの「Le Décalogue」シリーズ第7巻の主人公。
Hortense は、馬車で外出中に、Grève広場を通りかかる。 Grève広場では、死刑が執行されており、刑の執行に対する怒りと、王に対する反発を抱いた、群集により、暴動さわぎが起こる。 馬車から、傷を負ったlieutenant Vitrac を見た、Hortenseは、御者が止めるのに、かまわず、彼を助ける。
尊敬する夫と、愛する子供がいる身でありながら、Hortenseは、Vitracへ、熱い思いを感じることを禁じ得ない。
そして、彼女は、 Vitracを通して、フランス王政の転覆を計画しているCharbonnerie という、秘密結社の存在を知る事になる。
Charbonnerie の活動を援助するため、Hortenseは、自分が大切に保管していた原稿を本として出版することに決意する。
そして、その本は、「Nahik」というタイトルが付けられた。
いよいよ、「Nahik」の核心に、迫ってきた、「Le Décalogue」シリーズの第7巻。
今までの、お話は、それぞれが独立した話として書かれていました。
この巻も、独立した話として読めない事はないのですが、第8巻の後日談となっています。
第8巻を読んでから、この巻を読んだほうが、話を理解しやすいかもしれません。
初めて、この作品を手に取り、ページをバラバラと捲ってみて、得た第1印象は、
「ヒェー、読む所が多い!」
私が最も苦手とする、ふきだしの部分が小さな文字で、ごちょごちょと、たぁくさん書いてある漫画でした。
読み出してしまったシリーズに入っていなかったら、絶対読む気にならないタイプの漫画です。
でも、ここまで読んでしまったら、最後まで読まないわけには、いかないと、しぶしぶ読み始めました。
ストーリーはいいし、絵自体はそんなに悪くない作品です。
だけど、漫画化の仕方が、下手なので、登場人物の気持ちがいまひとつ、びしっと心に伝わってきませんでした。
先にも書いたように、漫画化の仕方が、日本の漫画とは違った、クラシックなフランス漫画のスタイルなので、日本の漫画を読みつけている私には、読むのがとても苦痛でした。
日本の漫画なら、絵で表現されているところが、ごちゃごちゃをした、作中人物らの、ダラダラとした台詞やモノローグになっているので、読みながら、「これなら、小説を読んだほうが、よっぽどまし!」
と、何度も思ってしまいました。
シリーズの要のひとつとなる重要な巻を、どうして、こんな漫画家に任せてしまったの?
ストーリーは、悪くないだけに、読み心地がもう少し良かったら・・・と、とても残念な気持ちになりました。
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Frank GIROUD
着色 : Alluard, Marie-Paule
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723435008
ISBN-13 : 978-2723435000
表装 : ハードカバー(24x1x30)54頁
| 本の内容 | ☆☆ | 11/20 |
| フランス語難易度 | ♯ | 普通 |
| 読みごごち | ♪ | しんどかったです |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
戦闘で受けた傷により、車椅子での生活を余儀なくされている Alexandre Fleury将軍の若い妻、Hortense Fleury がこの「Le Décalogue」シリーズ第7巻の主人公。
Hortense は、馬車で外出中に、Grève広場を通りかかる。 Grève広場では、死刑が執行されており、刑の執行に対する怒りと、王に対する反発を抱いた、群集により、暴動さわぎが起こる。 馬車から、傷を負ったlieutenant Vitrac を見た、Hortenseは、御者が止めるのに、かまわず、彼を助ける。
尊敬する夫と、愛する子供がいる身でありながら、Hortenseは、Vitracへ、熱い思いを感じることを禁じ得ない。
そして、彼女は、 Vitracを通して、フランス王政の転覆を計画しているCharbonnerie という、秘密結社の存在を知る事になる。
Charbonnerie の活動を援助するため、Hortenseは、自分が大切に保管していた原稿を本として出版することに決意する。
そして、その本は、「Nahik」というタイトルが付けられた。
いよいよ、「Nahik」の核心に、迫ってきた、「Le Décalogue」シリーズの第7巻。
今までの、お話は、それぞれが独立した話として書かれていました。
この巻も、独立した話として読めない事はないのですが、第8巻の後日談となっています。
第8巻を読んでから、この巻を読んだほうが、話を理解しやすいかもしれません。
初めて、この作品を手に取り、ページをバラバラと捲ってみて、得た第1印象は、
「ヒェー、読む所が多い!」
私が最も苦手とする、ふきだしの部分が小さな文字で、ごちょごちょと、たぁくさん書いてある漫画でした。
読み出してしまったシリーズに入っていなかったら、絶対読む気にならないタイプの漫画です。
でも、ここまで読んでしまったら、最後まで読まないわけには、いかないと、しぶしぶ読み始めました。
ストーリーはいいし、絵自体はそんなに悪くない作品です。
だけど、漫画化の仕方が、下手なので、登場人物の気持ちがいまひとつ、びしっと心に伝わってきませんでした。
先にも書いたように、漫画化の仕方が、日本の漫画とは違った、クラシックなフランス漫画のスタイルなので、日本の漫画を読みつけている私には、読むのがとても苦痛でした。
日本の漫画なら、絵で表現されているところが、ごちゃごちゃをした、作中人物らの、ダラダラとした台詞やモノローグになっているので、読みながら、「これなら、小説を読んだほうが、よっぽどまし!」
と、何度も思ってしまいました。
シリーズの要のひとつとなる重要な巻を、どうして、こんな漫画家に任せてしまったの?
ストーリーは、悪くないだけに、読み心地がもう少し良かったら・・・と、とても残念な気持ちになりました。
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- 「Le Décalogue, Tome 5 - Le vengeur」
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- 「Le Décalogue, Tome 8 - Nahik」
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- 「Le Décalogue, Tome 11 - Le XIe Commandement 」
大人の汚い世界を垣間見たお嬢さんが主人公のLe Décalogue第6巻
2006-06-18
「Le Décalogue, Tome 6 - L'échange」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1882年6月、エジプトからニューヨークに向かう客船の中、1等客室で、夫、Philippeと共に船旅をしているHebaは、ひょんなきっかけで2等客室に住む、Firouzと知り合う。二人とも、妊娠している事から、二人は意気投合する。ところが、船は嵐に会い、難破し、HebaとPhilippeは、命からがら救出される。
それから、20年後、ニューヨークで社会的地位と富を得たPhilippeは、娘Aliceの20歳の誕生日を祝う盛大なパーティーを催す。
何一つ不自由ない生活を送っているAliceだが、彼女は自分を取り巻く人々に、物足りないものを感じていた。
そんなある日、Aliceは、友人のMegと共に、下町を散歩している時に、偶然足を踏み入れた古本屋で、「Nahik」を見つける。、「Nahik」の中の挿絵が、彼女の家に飾ってある、版画にひどく似通っていることから、Aliceは興味を持ち、この本を買うことにしたのだが・・・
「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
少々読むところは多いけれど、読みやすく漫画化されている作品でした。
人物の絵は、少々くせがあって私はあまり、好きになれなかったけれど、背景はとても丁寧に書いてあるので、満足。
大人の心の奥に隠されている、汚い部分を、20歳になったばかりのお嬢様が発見する話。
ありふれたテーマだけど、起伏があるストーリー構成になっているので、私は、かなり楽しめました。
このお話を読むとどうして、第5巻で、「Nahik」が、アルメニアにあったのかが、わかるようになっています。
稀本「Nahik」が辿っていった道どりを、逆に、たどっていくという、このシリーズ構成は、とてもおもしろいと思います。
この話によると、この話の前、「Nahik」は、エジプトにあったことになっているので、次回の舞台は、エジプト???
どんどん、「Nahik」の謎の核心に近づいていくみたいで、次の巻を読むのが楽しみです。
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Mounier
着色 : Faucon, Patricia
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723434389
ISBN-13 : 978-2723434386
表装 : ハードカバー(24x1x30)54頁
| 本の内容 | ☆☆ | 13/20 |
| フランス語難易度 | ♯♯ | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪♪ | すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1882年6月、エジプトからニューヨークに向かう客船の中、1等客室で、夫、Philippeと共に船旅をしているHebaは、ひょんなきっかけで2等客室に住む、Firouzと知り合う。二人とも、妊娠している事から、二人は意気投合する。ところが、船は嵐に会い、難破し、HebaとPhilippeは、命からがら救出される。
それから、20年後、ニューヨークで社会的地位と富を得たPhilippeは、娘Aliceの20歳の誕生日を祝う盛大なパーティーを催す。
何一つ不自由ない生活を送っているAliceだが、彼女は自分を取り巻く人々に、物足りないものを感じていた。
そんなある日、Aliceは、友人のMegと共に、下町を散歩している時に、偶然足を踏み入れた古本屋で、「Nahik」を見つける。、「Nahik」の中の挿絵が、彼女の家に飾ってある、版画にひどく似通っていることから、Aliceは興味を持ち、この本を買うことにしたのだが・・・
「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
少々読むところは多いけれど、読みやすく漫画化されている作品でした。
人物の絵は、少々くせがあって私はあまり、好きになれなかったけれど、背景はとても丁寧に書いてあるので、満足。
大人の心の奥に隠されている、汚い部分を、20歳になったばかりのお嬢様が発見する話。
ありふれたテーマだけど、起伏があるストーリー構成になっているので、私は、かなり楽しめました。
このお話を読むとどうして、第5巻で、「Nahik」が、アルメニアにあったのかが、わかるようになっています。
稀本「Nahik」が辿っていった道どりを、逆に、たどっていくという、このシリーズ構成は、とてもおもしろいと思います。
この話によると、この話の前、「Nahik」は、エジプトにあったことになっているので、次回の舞台は、エジプト???
どんどん、「Nahik」の謎の核心に近づいていくみたいで、次の巻を読むのが楽しみです。
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- 「Le Décalogue, Tome 3 - Le météore」
- 「Le Décalogue, Tome 4 - Le serment」

- 「Le Décalogue, Tome 5 - Le vengeur」
- 「Le Décalogue, Tome 6 - L'échange」
- 「Le Décalogue, Tome 7 - Les conjurés」
- 「Le Décalogue, Tome 8 - Nahik」
- 「Le Décalogue, Tome 9 - Le papyrus de Kom-Ombo」
- 「Le Décalogue, tome 10 - La dernière sourate」
- 「Le Décalogue, Tome 11 - Le XIe Commandement 」
愛と復讐の板ばさみになる男の姿を描いた「LE DECALOGUE 第5巻」
2006-06-17
「Le Décalogue, Tome 5 - Le vengeur」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1922年のベルリンが舞台。
7年前、トルコ人によるアルメニア人虐殺の際に、家族を殺され、たった一人で命からがら逃げ出したMissak Zakarianは、現在逃亡中のアルメニア人虐殺の責任者を見つけ出し、抹殺することを目的とする「 service de la dette 」という名の、シンジゲートの一員となる。
コンスタンティノープルの軍法会議により、死刑の宣告を受け、現在逃亡中の、元秘密警察の責任者、Selim Gunnei と接触するため、Missak Zakarianは、彼の娘、Aya が、通う美術大学にもぐりこむ。
Missak Zakarianは、母親から、受け継いだ、代々家に伝わる、稀本「Nahik」をわなに、稀本のコレクションを趣味としている、 Selim Gunnei をおびき出そうとするのだが・・・、
「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
「Le Décalogue」第5巻は、前作に続き、戦争によって、憎しみを生きる理由とした人が主人公。
復讐を果たす事だけしか目に入らなかった4巻のMilenaとは違って、この第5巻では、愛と復讐の思いの板ばさみになる、主人公の様子が描かれます。
過去にこだわっていたら、手を伸ばせばつかむ事の出来る幸せを逃してしまう。
だけど、過去に犯した罪の重さすら感じることなく、のうのうと人生を謳歌している者を許しておくことは出来ない。
そんな主人公の切ないジレンマが伝わって来るような作品でした。
以前に、「Nahik」の内容はわからずに、謎は深まるばかり。
ああ、早く次の巻が読みたい!
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Rocco
着色 : Faucon, Patricia
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 272343379X
ISBN-13 : 978-2723433792
表装 : ハードカバー(24x1x30)54頁
| 本の内容 | ☆☆ | 14/20 |
| フランス語難易度 | ♯ | 易しめ |
| 読みごごち | ♪♪♪ | すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1922年のベルリンが舞台。
7年前、トルコ人によるアルメニア人虐殺の際に、家族を殺され、たった一人で命からがら逃げ出したMissak Zakarianは、現在逃亡中のアルメニア人虐殺の責任者を見つけ出し、抹殺することを目的とする「 service de la dette 」という名の、シンジゲートの一員となる。
コンスタンティノープルの軍法会議により、死刑の宣告を受け、現在逃亡中の、元秘密警察の責任者、Selim Gunnei と接触するため、Missak Zakarianは、彼の娘、Aya が、通う美術大学にもぐりこむ。
Missak Zakarianは、母親から、受け継いだ、代々家に伝わる、稀本「Nahik」をわなに、稀本のコレクションを趣味としている、 Selim Gunnei をおびき出そうとするのだが・・・、
「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
「Le Décalogue」第5巻は、前作に続き、戦争によって、憎しみを生きる理由とした人が主人公。
復讐を果たす事だけしか目に入らなかった4巻のMilenaとは違って、この第5巻では、愛と復讐の思いの板ばさみになる、主人公の様子が描かれます。
過去にこだわっていたら、手を伸ばせばつかむ事の出来る幸せを逃してしまう。
だけど、過去に犯した罪の重さすら感じることなく、のうのうと人生を謳歌している者を許しておくことは出来ない。
そんな主人公の切ないジレンマが伝わって来るような作品でした。
以前に、「Nahik」の内容はわからずに、謎は深まるばかり。
ああ、早く次の巻が読みたい!
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- 「Le Décalogue, Tome 7 - Les conjurés」
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「Le Décalogue 第4巻」 とおっても良かったです(^▽^)y
2006-06-16
「Le Décalogue, Tome 4 : Le serment」」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
今回の舞台は、世界大戦後のヨーロッパが舞台。
Josipa とその兄、Davor、と、Vilko、Safet、Milena、達は、ユーゴスラビアに住む、仲のいい幼馴染。
Davorは、Milenaに恋していたが、Milenaは、Safetを選んだため、失意に陥ったは、カトリックの神父になる。
そして、戦争が勃発する。
終戦後、Davorの妹Josipaと結婚したVilko は、戦犯として捕らえられる。
Davorは、戦犯が収容されているキャンプに現れ、偽のパスポートを使用し、Vilko の身分を偽り、自分が働くバチカンへと連れて行く。
Davorは、ヴァチカンにある、戦犯逃走用ルートを使用し、Vilko を妹とその子供たちと一緒に、南アメリカへ逃がすことを計画していたのだった。
だが、Vilkoが、キャンプを離れた後、Milenaが Vilkoを探しに、キャンプに現れる。
Milenaは、Vilko が、夫のSafetを拷問して殺した犯人だと信じており、夫の仇を討つことを生きる目的としていた。
Vilkoの後を追い、ヴァチカンまで、やって来た Milenaと再会したDavorは、聖職の身にありながら、Milena への想いを断ち切れない 自分に気がつき、苦悩する。
「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
「Le Décalogue」 第4巻は、今まで読んだ 「Le Décalogue」 シリーズの中で、私が一番強いインパクトを受けた作品でした。
自分の幸せよりも、人の幸せを優先して考える、優しい心の持ち主、Davorを中心に、戦争によって、切り裂かれ、歪められてしまった友情、
憎しみにより、曇らされ、真実や愛が見えなくなってしまった、悲しい心を持つ人、等の姿が描かれます。
人が幸せになるよう、誠意をつくしても、報われることなく、皮肉な運命に玩ばれてしまう、主人公Davor。
本当の気持ちを愛するものに伝えることすらかなわない、そんな主人公、Davorの苦しい気持ちが、じーんと伝わってきて切ない気持ちになりました。
とても読みやすいように漫画化されていた作品でした。
相変わらず、「Nahik」についての謎は全然明かされないのですが、ストーリーがとてもいいので、大満足。
早く、次の巻が読みたいよん。
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : TBC
着色 : Faucon, Patricia
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723432165
ISBN-13 : 978-2723432160
表装 : ハードカバー(24x1x30)54頁
| 本の内容 | ☆☆☆ | 16/20 |
| フランス語難易度 | ♯ | 易しめ |
| 読みごごち | ♪♪♪ | すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
今回の舞台は、世界大戦後のヨーロッパが舞台。
Josipa とその兄、Davor、と、Vilko、Safet、Milena、達は、ユーゴスラビアに住む、仲のいい幼馴染。
Davorは、Milenaに恋していたが、Milenaは、Safetを選んだため、失意に陥ったは、カトリックの神父になる。
そして、戦争が勃発する。
終戦後、Davorの妹Josipaと結婚したVilko は、戦犯として捕らえられる。
Davorは、戦犯が収容されているキャンプに現れ、偽のパスポートを使用し、Vilko の身分を偽り、自分が働くバチカンへと連れて行く。
Davorは、ヴァチカンにある、戦犯逃走用ルートを使用し、Vilko を妹とその子供たちと一緒に、南アメリカへ逃がすことを計画していたのだった。
だが、Vilkoが、キャンプを離れた後、Milenaが Vilkoを探しに、キャンプに現れる。
Milenaは、Vilko が、夫のSafetを拷問して殺した犯人だと信じており、夫の仇を討つことを生きる目的としていた。
Vilkoの後を追い、ヴァチカンまで、やって来た Milenaと再会したDavorは、聖職の身にありながら、Milena への想いを断ち切れない 自分に気がつき、苦悩する。
「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
「Le Décalogue」 第4巻は、今まで読んだ 「Le Décalogue」 シリーズの中で、私が一番強いインパクトを受けた作品でした。
自分の幸せよりも、人の幸せを優先して考える、優しい心の持ち主、Davorを中心に、戦争によって、切り裂かれ、歪められてしまった友情、
憎しみにより、曇らされ、真実や愛が見えなくなってしまった、悲しい心を持つ人、等の姿が描かれます。
人が幸せになるよう、誠意をつくしても、報われることなく、皮肉な運命に玩ばれてしまう、主人公Davor。
本当の気持ちを愛するものに伝えることすらかなわない、そんな主人公、Davorの苦しい気持ちが、じーんと伝わってきて切ない気持ちになりました。
とても読みやすいように漫画化されていた作品でした。
相変わらず、「Nahik」についての謎は全然明かされないのですが、ストーリーがとてもいいので、大満足。
早く、次の巻が読みたいよん。
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険しい山頂にそびえるギリシャの僧院が舞台の「Le Décalogue 第3巻」
2006-06-15
「Le Décalogue , Tome 3 - Le météore」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1958年の冬のギリシャが舞台。
精神病院に、サンタクロースに変装した男がクリスマス慰問に訪れた所から、作品は始まる。
一方、高い山の頂上に聳え立つ、修道院に保管されている、謎の稀本「Nahik」を求めて、数人の男たちと、唯一の女性Shelley McGuireで構成されたグループが、高い山の頂上に聳え立つ、修道院へと登山を始める。
そして、その近辺の村では、シリアルキラーによる殺人が相次いで起こる。
やっとのことで、修道院にたどり着いた彼らを、待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった。
「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
「Le Décalogue」シリーズの第3巻目は、推理小説風に書かれているのですが、推理物として読むには、伏線の敷き方が充分でないような感じがしました。 ストーリー自体は悪くないのですが、私は、読んでいてそこの所、少々拍子抜けしました。
さりげなく、手がかりとなるようなものが一こまでも、作品に書き込まれていたら、もっと満足したのに残念!という読後感が残りました。
緻密なプロットの作品とは言いがたいのだけれど、読むところが比較的多い作品。
背景が丁寧に書かれているのには、好感が持てますが、コマワリの仕方等などが、クラシックなフランス漫画のスタイルで描かれているので、日本の漫画を読みなれている私にとっては、読み心地はあまり良いものではありませんでした。
冬のギリシャの僧院を舞台にした、という意外なアイデアと良く描けている背景画は、評価したいと思いますが、私は、読み心地及び全体的な作品の出来は1,2巻より、いささかレベルダウン、という印象を受けました。
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Charles
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723431908
ISBN-13 : 978-2723431903
表装 : ハードカバー(24x1x30)46頁
| 本の内容 | ☆☆ | 11/20 |
| フランス語難易度 | ♯♯ | 普通 |
| 読みごごち | ♪♪ | まあまあ |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
1958年の冬のギリシャが舞台。
精神病院に、サンタクロースに変装した男がクリスマス慰問に訪れた所から、作品は始まる。
一方、高い山の頂上に聳え立つ、修道院に保管されている、謎の稀本「Nahik」を求めて、数人の男たちと、唯一の女性Shelley McGuireで構成されたグループが、高い山の頂上に聳え立つ、修道院へと登山を始める。
そして、その近辺の村では、シリアルキラーによる殺人が相次いで起こる。
やっとのことで、修道院にたどり着いた彼らを、待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった。
「Le Décalogue」シリーズについては、「LE DECALOGUE , Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
「Le Décalogue」シリーズの第3巻目は、推理小説風に書かれているのですが、推理物として読むには、伏線の敷き方が充分でないような感じがしました。 ストーリー自体は悪くないのですが、私は、読んでいてそこの所、少々拍子抜けしました。
さりげなく、手がかりとなるようなものが一こまでも、作品に書き込まれていたら、もっと満足したのに残念!という読後感が残りました。
緻密なプロットの作品とは言いがたいのだけれど、読むところが比較的多い作品。
背景が丁寧に書かれているのには、好感が持てますが、コマワリの仕方等などが、クラシックなフランス漫画のスタイルで描かれているので、日本の漫画を読みなれている私にとっては、読み心地はあまり良いものではありませんでした。
冬のギリシャの僧院を舞台にした、という意外なアイデアと良く描けている背景画は、評価したいと思いますが、私は、読み心地及び全体的な作品の出来は1,2巻より、いささかレベルダウン、という印象を受けました。
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イスラム原理に身を投じたマグレブ系仏人が主人公のLe Décalogue 第2巻
2006-06-13
「Le Décalogue, Tome 2 - La fatwa」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
Aline は、マグレブ系のフランス人女性舞踏家。彼女は、Orient-Expressが停車するヨーロッパの駅で、ダンス公演をする「Opération Train-Danse」というイヴェントに参加している。
Aline の恋人Merwanは、イスラム原理主義者のグループの一員。女性は、家でおとなしくしているべき、というイスラム原理主義者たちの考えを信じ込んでいるMerwanには、恋人がダンス公演に参加する事が耐えられない。
彼女がパリの東駅で公演を終えたとき、彼らは仲たがいする。
Aline が乗り込むOrient-Expressへ、彼女の後をつけて乗り込んだMerwanは、列車に、作家のHaild Rizaが乗車していることに気づく。Haild Rizaは、イスラム教を侮蔑する書物を書いたかどで、イスラム原理主義者達から、fatwa という、死の宣告を受けており、彼の首には、2百万ドルの賞金がかけられていた。
Le Décalogue というのは、十戒の意味。この作品のテーマとなる「Le Décalogue」は、モーゼの「十戒」ではなく、モハメットの最後の意思を伝えており、現在の文明を根本から覆す危険性を持つものだそう。
この「Le Décalogue」の謎に迫った書物「Nahik」を手に入れた人々の数奇な人生を語った、お話を10個集めた「Le Décalogue」シリーズの第2巻目です。
「Le Décalogue」シリーズについては、「Le Décalogue, Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
今回の主人公は、イスラム原理主義運動に加担する、マグレブ系のフランス人。
フランス社会から疎外され、イスラム原理主義活動にしか、自己表現の場を見出されなかった人々たちの叫び、と同時に、イスラム原理主義指導者達が、実は真実を追究する聖とはかけ離れた存在で、宗教を利用しているのに過ぎない、そんな様子が語られている作品です。
テーマの重さに比べると、いささか、あっさり目の感じがするストーリーですが、こじんまりと良くまとまっている作品だと思いました。
又、第1巻同様、BDを読みつけていない私にも、とても読みやすいよう、漫画化されていました。
相変わらず「Nahik」の中身には、ほとんど触れられていないので、何が書かれているのか気になって仕方がありませんでした。
今度はどんなお話になるのやら、第3巻が読みたくなりました。
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Giulio De VIta
着色 : Faucon, Patricia
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723431290
ISBN-13 : 978-2723431293
表装 : ハードカバー(24x1x30)54頁
| 本の内容 | ☆☆ | 14/20 |
| フランス語難易度 | ♯ | 易しめ |
| 読みごごち | ♪♪♪ | すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
Aline は、マグレブ系のフランス人女性舞踏家。彼女は、Orient-Expressが停車するヨーロッパの駅で、ダンス公演をする「Opération Train-Danse」というイヴェントに参加している。
Aline の恋人Merwanは、イスラム原理主義者のグループの一員。女性は、家でおとなしくしているべき、というイスラム原理主義者たちの考えを信じ込んでいるMerwanには、恋人がダンス公演に参加する事が耐えられない。
彼女がパリの東駅で公演を終えたとき、彼らは仲たがいする。
Aline が乗り込むOrient-Expressへ、彼女の後をつけて乗り込んだMerwanは、列車に、作家のHaild Rizaが乗車していることに気づく。Haild Rizaは、イスラム教を侮蔑する書物を書いたかどで、イスラム原理主義者達から、fatwa という、死の宣告を受けており、彼の首には、2百万ドルの賞金がかけられていた。
Le Décalogue というのは、十戒の意味。この作品のテーマとなる「Le Décalogue」は、モーゼの「十戒」ではなく、モハメットの最後の意思を伝えており、現在の文明を根本から覆す危険性を持つものだそう。
この「Le Décalogue」の謎に迫った書物「Nahik」を手に入れた人々の数奇な人生を語った、お話を10個集めた「Le Décalogue」シリーズの第2巻目です。
「Le Décalogue」シリーズについては、「Le Décalogue, Tome 1 - LE MANUSCRIT」の記事をご参照下さい。
今回の主人公は、イスラム原理主義運動に加担する、マグレブ系のフランス人。
フランス社会から疎外され、イスラム原理主義活動にしか、自己表現の場を見出されなかった人々たちの叫び、と同時に、イスラム原理主義指導者達が、実は真実を追究する聖とはかけ離れた存在で、宗教を利用しているのに過ぎない、そんな様子が語られている作品です。
テーマの重さに比べると、いささか、あっさり目の感じがするストーリーですが、こじんまりと良くまとまっている作品だと思いました。
又、第1巻同様、BDを読みつけていない私にも、とても読みやすいよう、漫画化されていました。
相変わらず「Nahik」の中身には、ほとんど触れられていないので、何が書かれているのか気になって仕方がありませんでした。
今度はどんなお話になるのやら、第3巻が読みたくなりました。
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謎の書物を手にした人々の奇妙な人生を語る漫画「LE DECALOGUE 」シリーズの第1巻
2006-06-12
「Le Décalogue, Tome 1 - LE MANUSCRIT」
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
この作品の舞台は、スコットランドのGlasgow。
この作品の主人公、Simon Brormeckeは、作家になる夢が捨てきれない、Glasgowに住む編集者。
ある日、彼は、Melinda PITTSという老婦人からの電話を受ける。Simonの事務所を訪れたMelindaは、彼女の家に代々伝わる、「Nahik」というタイトルの手書き原稿をSimonに読む様、懇願する。
Simonに原稿を托し、事務所を出て、帰宅する途中、Melindaは、交通事故に遭い、命を落とす。
「Nahik」を読み、その作品に魅せられてしまったSimonは、自分が書いたと偽り「Nahik」を発表することにする。
「Nahik」のおかげで、かつての恋人、Gwenとのよりを取り戻すことが出来、名声を得、しあわせを満喫するSimon だったが、ある日、Iris MOORLANDという女性が彼の目の前に姿を現したことから、彼の幸福に影が見え始める・・・
フランスで大人気の漫画「Le Décalogue」シリーズの第1巻目です。
Le Décalogue というのは、十戒の意味。この作品のテーマとなる「Le Décalogue」は、モーゼの「十戒」ではなく、モハメットの最後の意思を伝えており、現在の文明を根本から覆す危険性を持つものだそう。
このシリーズ「Le Décalogue」 というタイトルにちなんで、本編は全部で10巻あります。
第1巻は現在、それから巻を重ねるごとに、過去へと時をさかのぼりながら、「Le Décalogue」の謎に迫った「Nahik」というタイトルの本(又は手書き原稿)を手に入れた人々の数奇な人生が語られます。
7巻目では、「Nahik」が出版された経過、
8巻では7巻で本となる「Nahik」の原稿が執筆された経過、
9巻では、「Nahik」の元となるパピルスの発見経過、
そして、10巻では「LE DECALOGUE」そのものにまつわるお話。
という構成になっています。
シリーズ物なのですが、それぞれの巻が独立した一つのお話になっています。
「Nahik」を手に入れた人々の人生を語った、1巻から6巻までは、それぞれのお話に、あまり関連性がないので、1巻から順番に読まずに、気に入った巻から読んでみることも可能なのではないかと思います。
この、第1巻では、「Nahik」の内容には、触れられておらず、さえない編集者が、偶然手に入れた原稿がきっかけで、スター作家になっていく過程と、その凋落が語られています。
とてもよく出来ている漫画。ストーリーは、少々斬新さに欠けるような気がしないではないのだけど、漫画化の仕方がとてもうまいので、読んでいて全然退屈しません。
コマワリの仕方、せりふの書き込み方等が、普通のフランス漫画に比べると、とても親切。
そして、絵がとてもきれい!!!
スコットランドの美しい風景が出てきますが、私は、思わず旅心を誘われてしまいました。
この「Le Décalogue」シリーズ、全部で10巻まであり、ストーリーは、Frank GIROUD氏が、全巻を通して担当していますが、漫画化は、巻ごとに、違った漫画家が担当しているとの事。
第2巻がどんな作品なのか、とっても楽しみ。
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ストーリー : Frank GIROUD
作画 : Joseph BEHE
出版社 : Glenat
ISBN-10 : 2723430642
ISBN-13 : 978-2723430647
表装 : ハードカバー(24x1x30)54頁
| 本の内容 | ☆☆☆ | 16/20 |
| フランス語難易度 | ♯ | 易しめ |
| 読みごごち | ♪♪♪ | すらすら読めました |
(上記評価は、個人的な物なので、あくまでも目安としてご参考下さい)
この作品の舞台は、スコットランドのGlasgow。
この作品の主人公、Simon Brormeckeは、作家になる夢が捨てきれない、Glasgowに住む編集者。
ある日、彼は、Melinda PITTSという老婦人からの電話を受ける。Simonの事務所を訪れたMelindaは、彼女の家に代々伝わる、「Nahik」というタイトルの手書き原稿をSimonに読む様、懇願する。
Simonに原稿を托し、事務所を出て、帰宅する途中、Melindaは、交通事故に遭い、命を落とす。
「Nahik」を読み、その作品に魅せられてしまったSimonは、自分が書いたと偽り「Nahik」を発表することにする。
「Nahik」のおかげで、かつての恋人、Gwenとのよりを取り戻すことが出来、名声を得、しあわせを満喫するSimon だったが、ある日、Iris MOORLANDという女性が彼の目の前に姿を現したことから、彼の幸福に影が見え始める・・・
フランスで大人気の漫画「Le Décalogue」シリーズの第1巻目です。
Le Décalogue というのは、十戒の意味。この作品のテーマとなる「Le Décalogue」は、モーゼの「十戒」ではなく、モハメットの最後の意思を伝えており、現在の文明を根本から覆す危険性を持つものだそう。
このシリーズ「Le Décalogue」 というタイトルにちなんで、本編は全部で10巻あります。
第1巻は現在、それから巻を重ねるごとに、過去へと時をさかのぼりながら、「Le Décalogue」の謎に迫った「Nahik」というタイトルの本(又は手書き原稿)を手に入れた人々の数奇な人生が語られます。
7巻目では、「Nahik」が出版された経過、
8巻では7巻で本となる「Nahik」の原稿が執筆された経過、
9巻では、「Nahik」の元となるパピルスの発見経過、
そして、10巻では「LE DECALOGUE」そのものにまつわるお話。
という構成になっています。
シリーズ物なのですが、それぞれの巻が独立した一つのお話になっています。
「Nahik」を手に入れた人々の人生を語った、1巻から6巻までは、それぞれのお話に、あまり関連性がないので、1巻から順番に読まずに、気に入った巻から読んでみることも可能なのではないかと思います。
この、第1巻では、「Nahik」の内容には、触れられておらず、さえない編集者が、偶然手に入れた原稿がきっかけで、スター作家になっていく過程と、その凋落が語られています。
とてもよく出来ている漫画。ストーリーは、少々斬新さに欠けるような気がしないではないのだけど、漫画化の仕方がとてもうまいので、読んでいて全然退屈しません。
コマワリの仕方、せりふの書き込み方等が、普通のフランス漫画に比べると、とても親切。
そして、絵がとてもきれい!!!
スコットランドの美しい風景が出てきますが、私は、思わず旅心を誘われてしまいました。
この「Le Décalogue」シリーズ、全部で10巻まであり、ストーリーは、Frank GIROUD氏が、全巻を通して担当していますが、漫画化は、巻ごとに、違った漫画家が担当しているとの事。
第2巻がどんな作品なのか、とっても楽しみ。
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